宝珠の守人のモンスター

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宝珠の守人のモンスター

Changeling （チェンジリン）

遠くからは小さく、カラフルな天使のように見えますが、近づくと全く違うことが分かります。巧みな微笑みは次の新鮮な肉を待つ鋭い歯をあらわにし、しなやかな手には鋭い爪が絡んでいて、流れるように動く髪の毛は鋭い釘のようにまっすぐです。チェンジリンは狂った妖精で、いたずらが大好きです。彼らはカメレオンのように姿を変えたり、時々煙のように消えたり現れたりして人々を惑わせようとします。

Cu Sidhe （クーシー）

クーシーは長く優美な鼻と知的な目を持つ、樽のような胴体をした犬です。その耳はぴんと立っていて、油断無く周囲を警戒しています。彼らの体長は雄牛ほどの大きさがありますが、しっかりとカールされた尻尾は長く、臀部はスレンダーです。狩猟犬とエスキモー犬が混ざったようなものを想像してみて下さい。毛皮は主に黄褐色と灰色と黒が混ざったもので、とてももじゃもじゃしています。上手く飼いならすことができれば、その背に乗ることもできるでしょう。

Dryad （ドライアド）

ドライアドはヒューマンの女性のような容姿を持つ、不気味な美しさを兼ね備えた存在で、様々な脅威から森を守っています。大抵は、人里離れた深い森で見られます。ドライアドは、エルフのような繊細な顔立ちをしていますが、その皮膚は木の皮のようで、その髪の毛はまるで木の葉のようです。ブリタニアの人々を魅了し森を守るのを手伝わせることで知られています。

Hydra （ヒドラ）

5つの頭を持つドラゴンのような多頭モンスターで、全長は約6メートル、重さは約2トンにも及びます。ブリタニアの沼地や湿地帯に生息していて、胴体はこげ茶色の鱗で覆われて腹部はやや薄い色になっています。微かに光る黄色い目、そして短剣のような歯が特徴です。5つの頭からはそれぞれ異なる性質のブレスを吐き出すことができ、複数の敵に襲われてもあっという間に片付けてしまいます。

Minions of a Shimmering Effusion
（シマーリングエフュージョンの手下たち）

シマーリングエフュージョンは自身が危機に陥ると様々な魔法生物を召還します。これには、死と病気の臭いと邪悪な芳香で形成されている毒性の強いFetid Essence（フェティドエッセンス）。祈りによる儀式の力が集まり、魔法の煙が立ち上るボール形の姿となったMantra Effervescence（マントラエファーベセンス）。竜巻と地震の怒りのエネルギーの集合体であるCorporeal Brume（コーポリアルブルーム）などがいます。

Minotaur （ミノタウロス）

ミノタウロスは巨大で、よく鍛えられた筋肉を持つ人間型生物です。体は厚い毛皮で覆われていて、頭は雄牛の形をしています。彼らは邪悪な生物だと考えられていますが、多くの参考文献によると、戦いを強いられた時にだけ攻撃的になると言われています。トーメンテッドミノタウロスが儀式を行うまでは、彼らは自分の意志で、その行方を阻もうとする者だけを攻撃するでしょう。ミノタウロスの知能はそれほど高くないため、魔法使いを見かけることはほとんどありません。

Reptalon （レプタロン）

レプタロンの肩までの高さは1.5メートルほどで、体長はその2倍程度あり、体重は2トンにもなります。レプタロンはライオンの体、ドラゴンのような翼、爬虫類のようなうろこのある首と尻尾を持ち、頭はライオンと山羊を合わせたような形をしています。非常に凶暴な生物ではありますが、熟練した調教師ならば飼い慣らしてその背に乗ることができるかもしれません。

Satyr （サテュロス）

サテュロスは森林に生息する強壮な人型モンスターです。ヒューマンの男性のようなたくましい腕、胴体そして顔立ちと、ヤギのような足や角、そしてエルフのようなとがった耳を持っています。髪の色は栗色で、蹄や角は闇のように真っ黒な色をしています。楽器、バカ騒ぎ、おいしい料理、ワイン、そしてロマンスを非常に好みます。

Troglodyte （トログロダイト）

トログロダイトはヒューマンの先史人で、洞窟、ほら穴などを住処としています。非常に好戦的で、槍を持っていないときは自らの爪や歯を武器にして戦いに挑んできます。前に突き出た額、猫背、そして毛深い獣のような腕などが特徴です。

Chief Paroxysmus （チーフパロキシスマス）

地下世界の巨大な支配者チーフパロキシスマスが、死、疫病、破壊、そして幻滅とともに、地上に戻ってきました。腐魔殿の主たるこの生物の皮膚からは毒が滴れ落ち、息を吐くたびに植物や動物たちは息絶えていきます。傷ついた肉体には黄疸が出来ており、その体は地下世界の土と灰、そして蝿と蛆虫で覆われています。ずるずると這い回るこの貪欲な化け物の行く手を遮ろうとする者には、等しく死が与えられることでしょう。

Dread Horn （ドレッドホーン）

ツイステッドウィールドの主、人々に傷つけられ、堕落したユニコーンであるドレッドホーンは大変危険な敵です。かつて美しかったその角は今やひび割れて不格好で、毒が滴り落ちています。もしドレッドホーンの角によって傷を負ったならば、その悪意に満ちた毒素により致命傷を受けることでしょう。以前は1点の曇りもなく輝いていた毛は今やビロードで、何人たりともその背に乗せないという意思を示すかのように背中は醜くゆがんでいます。

Lady Melisande （レディメリサンド）

レディメリサンドはかつて強大なユーの森を守る精霊でした。しかし汚染された沼地によって彼女の木々や森は破壊され、彼女自身も呪われてしまったのです。今や彼女が触れるものはすべて腐敗し、朽ち果てます。彼女は昔の美しさを失ったばかりか、恐ろしい化け物へと豹変してしまったのです。かつて森を守るために使われていた彼女の力は今や悪にのみ注がれています。それが彼女を永遠に苦しめることになるとも知らずに……。

Monstrous Interred Grizzle
（モンストラウスインタードグリズル）

理不尽な死の儀式の不幸な産物として知られているこの半人半獣のモンストラウスインタードグリズルは、そのほとんどが土の中で息絶えましたが、中には地上への復活を果たしたものもいました。このモンスターの体には様々な要素が入り混じり、どれをとっても汚れています。はがれた皮膚、滴り落ちる体液、そして不恰好な骨格などが特徴です。血や粘着性の液体を残しながら歩くその姿は、まるで歩くウミのようです。

Shimmering Effusion
（シマーリングエフュージョン）

死を誘う美しい姿を持つ巨大な生物。シマーリングエフュージョンは光り輝く洞窟 - 光晶洞の最深部に現れます。魔法のエッセンスで構成されたその姿は、見たもののネガティブな感情を強く呼び起こします。この生物は飲み込んだ微粒子や光の束が合体してできたもので、体は絶え間なく浮かびながら変化して、一定の形を保ちません。周辺環境の悪意が大きければ大きいほど、体は巨大化して、力を増していきます。