吟遊詩人ギルド(吟遊詩人協議会)
吟遊詩人ギルドは、間違いなくブリタニア社会の中で最も古くから存在しているギルドです。遥か古のときより、大多数の伝承が歌や叙情、叙事詩によって語り継がれてきました。しかしそのような時代には、吟遊詩人同士の結びつきは非常に薄く、音楽に対する愛情や旅を重ねることによってのみ育まれてきました。良くても、せいぜい数人のプレイヤーが集団になる程度です。現代に至り、吟遊詩人ギルドは劇作家、詩人、吟遊詩人により公式に組織された連合体となっていて、成長を重ねています。今でもなお、かつての伝承や武勇伝を語り継ぐという動きがある一方で、ここ暫くの間、ギルドではオリジナルの文学作品を作り出すための多くの機会や場を設け、古典文化の伝承に取り組んでいます。
鍛冶屋ギルド(鍛冶職人団体)
鍛冶屋ギルドは煙と鉄の同業組合です。見込みのある若き職人はこのギルドに弟子入りし、強さと耐久性、そして装飾についての修行をします。ギルドの礼節をわきまえるに至るのは長く厳しい道のりであり、これには多くの修行者が焼け付く炉の前で倒れこんでしまうほどのものです。この作業を繰り返しながら、修行者は鉄の塊を武器や防具と呼べる形にできるレベルに達するまで修行を続けます。
基本的な修行が一通り完了したら、修行者には独特且つ荘厳な武器や、オリジナルデザインの防具一式といった傑作を生み出すという使命が課せられます。これにより、彼らの名もまた、ギルドの名鑑に刻まれていくことになるのです。
カウンセラーギルド(カウンセラーギルド)
カウンセラーギルドホールは、まだブリタニアの世界についてそれほど明るくない人たちをサポートし、ガイダンスを提供する場として設立されました。全ての都市に最低1つのカウンセラーギルドホールが設置されています。その中でも、もし今まで誰に聞いても答えがわからなかったような疑問を抱いたときには特にブリテインのカウンセラーギルドホールを訪ねてみましょう。
難解な質問こそカウンセラーにとって掛け替えのない宝物です。常に彼らは質問を待ち侘びています。答えが見つけられるならば喜んであなたを支援してくれるでしょう。
ヒーラーギルド(ヒーラーギルド)
ヒーラーギルドの唯一の目的は、生命を保護し、不幸にして身体と切り離されてしまった魂を必要に応じて呼び戻すというものです。このような偉大な慈善活動を行っているのはこのギルドのみで、メンバーは数え切れないほどの日々を、昼夜を問わずけが人や病人の治療に充てています。そして死という苦しみにより肉体から切り離されてしまった魂の治癒をも行っているのです。
間違いなく、ヒーラーギルドのメンバーがブリタニアで最も多くの血と死を目の当たりにしています。彼らはそれでもなお、日々繰り返される殺人に立ち向かっているのです。
フィッシャーマンギルド(海洋ギルド)
造船工や船乗り、商人に釣り人と、多種多様な人々の連合体となっている海洋ギルドやフィッシャーマンギルドは、それ自体が世界そのものとなっています。彼らにより定められている様々な主義や規則によって、海洋取引はスムーズに行われています。港湾管理組合は互いに協力しあい、既にこの世界には未知の湾や入り江は存在しないのです。
港を配する都市では、海洋ギルドによって往来する船や取引が管理されており、港の交通がスムーズに行われるように、そして海賊の侵略を最小限に留めるように努力されています。
全ての人に船乗りたれというわけではありませんが、ブリタニアの大海原に対峙する彼らは、誰にも束縛されず、純粋に冒険を楽しむかのように互いに協力して海洋における取引や商業に取り組んでいるのです。
魔法使いギルド(神秘芸術ギルド)
神秘芸術ギルドは魔法使いと錬金術師と書写家によって形成され、適切な魔法の用途という主義に基づいて形成されている古くから続く学派です。内部では邪悪で恐ろしい研究がなされていると噂されることもありますが、このギルドは徳の精神に基づいた、正しい魔法と錬金術の使い方を守り伝えるという趣旨の元に設立された、高い教養を持つ人々によって形成されているのです。
商人ギルド(商業協会)
商業協会は取引師や銀行員をはじめとする、ブリタニアの様々なタイプの商人によって形成されている連合体です。あらゆる取引や交換、税率などは、ロード・ブリティッシュの相談役に提出される前に、まず商業協会によって承認を受けています。また、このギルドの幹部は王室の経済顧問たちと共に、世界の経済問題や論争、物価などの問題についての仕事もしています。
鉱夫ギルド(鉱夫協同組合)
鉱夫協同組合は、鍛冶職人たちに使用される天然資源の抽出と精製に関して互いに協力し合い活動している団体です。鉱夫から製錬工、それに技術者や運搬人にいたるまでのメンバーで構成されている鉱夫協同組合では、互いの利害関係やあらゆる問題について協議を重ねています。
鉱山労働者と生産者は互いに極めて近しい存在であり、日々ブリタニアの危険な鉱山に依存して生活しているという強い結びつきから、他の大手のギルドに比べてもその結束は強力なものになっています。
レンジャーギルド(レンジャー連盟)
レンジャー連盟は、森の住人や斥候、狩猟者などによって構成されており、自然愛好と自然保護の下に設立されたそれほど結びつきの強くない連合体です。
レンジャー連盟が正式なミーティングの場を持つ機会は殆どありません。というのも、そもそもギルドの会員たちは他の人間たちと話し合うよりも、鹿の大群や山を流れる小川のせせらぎを観察している方が多いからです。しかしレンジャーたちは、ギルド全体で注目すべき重要な議題があるときには、互いを発見できる独自のすべを備えているのです。
仕立屋ギルド(服飾協会)
服飾協会は指導者と流行の有力者で形成されているという、面白い構成になっています。
弟子を募り修行を施し、それぞれが傑作を生み出せるように指導していくという点では、服飾協会はちょうど鍛冶職人団体のようにも機能しています。革の加工と刺繍の技を教えるその一方で、四季を通して近代ブリタニアにおける流行の発信源ともなっています。
どのような富豪であっても、支配階級の人でも、礼装や最新の正装が必要なときには服飾協会の上級仕立屋のもとを訪れ、その素晴らしい作品を買い求めていくのです。
盗賊ギルド(盗賊組合)
盗賊組合は内密の組合として存在し、それぞれがコード名で出入りし、手短な暗号で会話がやり取りされています。ギルドのいくつかの習慣は支配階級にも公式に認められてはいるものの、ギルド全体としては非常に不安定な要素を多く持ち合わせています。盗賊や盗人が完全に信頼されるということは絶対にあり得ませんが、盗賊組合は中傷や二重取引、一般的な騒乱に浸りきった「不信の組合」として存在しています。
細工師ギルド(技師連合)
トリンシックという建築学上の驚嘆に本拠地を置く技師連合は、バネやギア、コイルといった装置に取り憑かれてしまった人々により形成されています。技師連合と銘打たれてはいるものの、連合の大部分は建築家と彫刻家に占められており、デザインと建築の発信地としての存在が目立っているところです。
トラップの製作に魅了されているような、少し歪んだ方向性の細工師に対しても、技師連合では必要な道具を提供し、その製作を完全にサポートしています。
戦士ギルド(戦士ギルド)
戦士ギルドはブリタニアでの完璧な戦闘を追求するために設立されました。戦士たちは素手での戦闘も含め、あらゆる武器や防具、盾を用いることで自分たちをより良い状態にしようと日々鍛錬を重ねています。
戦士ギルドのメンバーは、大抵彼らのギルドホールで見かけることができます。そこで行われている彼らの訓練の音は町中に響き渡っていることでしょう。ここでは若い戦士が訓練を積み、戦闘技術を学んでいます。肉体的に強靱なだけだと思われがちな戦士ですが、戦術を学ぶ彼らは非常に学問的で、そこでは武器を振り回しているようなことはありません。