注:以下にご紹介する手順はお客様ご自身の責任のもとで行っていただきますようお願い申し上げます。この手順に従った結果お客様の PC や UO クライアントに問題が起きた場合でも、サポートできない場合があることを予め御了承ください。
uo.cfg にはUOの様々な設定が保存されています。以下はカスタマイズ可能な設定項目ですが、手動で追加しない限り自動では含まれない項目もあります。各値には「on」「off」「yes」「no」「true」「false」を使い、uo.cfgの中では大文字小文字は区別されません。
uo.cfgから変更できる設定はUOのオプション画面から設定できる項目と全く同じものであることも多いため、UOのオプション画面でも設定できる項目はオプション画面から設定することをお勧めします。
以下の手順を行なうには、Windowsのファイル操作の基本知識が必要となります。実際に操作をする前に一通り手順をお読みになり、操作対象のフォルダやファイルの存在を確認してください。そして少しでも理解できない部分やよくわからない部分がある場合、あるいは対象となるファイルやフォルダを見つけることができなかった場合には以下の方法は実行しないでください。
- UOのプログラムを完全に終了させます。(単なるログアウトや最小化ではなく、プログラムを完全に終了させてください。)
- 2Dクライアントがインストールされているフォルダを探します。
- そのフォルダにあるuo.cfgというファイル(もしくはuoという名称の cfg ファイル)を探します。
- uo.cfgファイルを事前にバックアップしておきます。(別のフォルダを用意してコピーしておくなど。)
- テキストエディタ(Windows標準の「メモ帳」でも可能です)を使ってUOがインストールされているフォルダのuo.cfgファイルを開きます。
- 変更を加えたい行を探し、その行が存在している場合はその行の値部分を書き換えます。その行が存在しない場合は新たに追加します。(全て半角で記入します)
- ファイルを上書き保存し、UOを起動してください。変更した設定が反映されることでしょう。万が一uo.cfgファイルを破損させてしまった場合には上記手順でバックアップしておいたファイルを戻せば変更前の状態に戻すことができます。
以下はuo.cfgで設定できる主な項目とそれぞれに設定できる値です。例えば「Sound=」には「on/off」の二種類の値のいずれかを設定できます。「Sound=on」の場合はサウンドがなりますが、この行を「Sound=off」に書き換えればサウンドがならなくなります。
- AcctID=(ASCII文字列)
- あなたのアカウント名
- AcctPassword=(暗号文字)
- 暗号化されたアカウント用パスワード。「Rememberパスワード」の機能は取り除かれました。uo.cfgは誰にも渡さないようにして下さい。
- AllowPathfind=(yes/no)
- 初期値は「on」です。自動経路探索機能を無効にしたい場合はoffにします。
- AllowWindowResize=(yes/no)
- ビッグウィンドウオプションのトグル。ビデオカードの障害が出る場合にはオフにしてください。
- AlwaysRun=(on/off)
- これをonにしている場合、キャラクターは歩かずに走るようになります。走り続けるとキャラクターは疲れやすくなります。また、この機能を使用している場合は船から歩いて降りられません。
- AutoArrangedMinimzed=(on/off)
- 最小化されたウインドウがすべて常に画面の角に表示されるのではなく、指定された場所に並ぶようにするための切り替えオプションです。
- BarkTimeModifier=(0-999)
- 発言が画面に表示されている時間を指定します(初期値300は約4秒間)。
- CacheSize=(MB数を指定)
- 通常で25(25MB)。Windowsのスワップファイルとは別のメモリファイルなのでハードディスクの空き容量を充分持てることを確認して指定する必要があります。
- CensorFlesh=(on/off)
- 初期値は「on」。「off」にすると刻まれた死体を表示しません。
- ChestOpening=(on/off)
- 初期値は「on」ですが足すまで表示されません。起動時のチェストのアニメーションを制御します。現在は起動時にチェストのアニメーションはありません。
- ClientFirstLaunch=(yes/no)
- オープニングのムービーを起動時に自動再生させるオプションです。ゲームの起動時にフリーズしたり強制終了する場合は「no」に設定してください。
- ColoredLighting=(on/off)
- このオプションがonにされると一部の光源は通常とは違った発色になります。
- DarkNights=(on/off)
- このオプションをonにすると、夜やダンジョンは特に暗くなります。もし、あなたが通常の明るさを求めるならこのオプションはoffにしてください。
- FilterPassword=(on/off)
- パスワードにフィルタを掛けます。
- Footsteps=(on/off)
- 足音のサウンドをon/offします。
- FrameSkipping=(yes/no)
- クライアントの処理が描画が追いつかない場合にフレームをスキップさせます。(プレーヤーの多い場所ではパフォーマンスが改善できます)ただし、ビデオカードによってはプレーヤーの動作が「飛んで」見えることがあります。
- FullScreen=(on/off)
- フルスクリーンの切り替え設定です。UOの起動時に画面が真っ暗のまま止まってしまう場合には「off」にして、DirectXとビデオカードの互換性を確認してください。
- FullScreenRes=(640x480/800x600/1024x768)
- ビッグスクリーン時のスクリーン解像度を切り替えます。
- HoldTabForCombat=(on/off)
- 「off」にすると「tab」キーを押したときに戦闘モードまたはピースモードに切り替わりっぱなしになり、「on」にしたときにはキーを押しつづけなければ戦闘モードから抜けてしまうようになります。
- JournalSaveFile=(パス指定)
- ジャーナルからのテキストを指定したディレクトリに保存します。このファイルはサイズが非常に大きくなるので定期的に削除することをお勧めします。
- LastTip=(#)
- 前回ログイン時にどこまでTipsを表示したかを記録しています。このTips機能は現在では取り除かれているため、変更を加えてもTipsが表示されることはありません。
- MouseThread=(On/Off)
- 通常は「on」。これを「off」にすることでマウス処理に問題がある場合は解決できます。マウスを移動させると強制終了したりフリーズする場合はお試しください。
- Music=(on/off)
- 音楽を「on/off」します。
- MusicVol=(0-255)
- 音量を設定します。
- NewbieDesktop=(on/off)
- 「デスクトップの初期設定を使用する」オプションをオン/オフします。onの場合は初期設定が有効になります。
- NotorietyQuery=(on/off)
- 直接犯罪行為を行う際の警告メッセージを表示させるかどうかを「on/off」します。
- ObscenityFilter=(on/off)
- 不適切な単語のフィルタ機能を「on/off」します。
- OffsetGumps=(on/off)
- 「on」または「yes」に設定すると、容器を開いたとき最後に開いていた位置から少しずつずらして表示し、複数の容器を開いたときにもずれながら開きます。「off」または「no」に設定すると、容器は常に同じ場所に重なって開くようになります。
- OmitBlood=(on/off)
- ゲーム中に表現される血の量を減らすかどうかを設定します。「on」に設定するとパブリッシュ33前の状態(血の量が少ない状態)になります。
- OrderCache=(Startup/Off)
- フルインストールいていない場合にはUOの起動時にCDから必要な情報を読み込みます。これは部分インストールがサポートされていた頃に有効なオプションでしたが、現在はフルインストールのみがサポートされているため、このオプションを変更する必要はありません。
- PageFlip=(on/off/gdi)
- フルスクリーンモードのときに機能します。「off」にすると動作は速くなりますがイメージが多少崩れます。「gdi」は出来る限りフルスクリーンで制止時にDirectDrawを使用しないようになります。もし、カーソルを使って触れるアイテムが画面に残像として残ってしまう場合には、「gdi」にすることで改善される場合があります。ただし、DirectDraw と GDI によるコンフリクトが発生する場合があるので、DirectXのバージョンとその他ハードウェアのドライバを最新のものにする事を忘れないでください。
- PlayerName=(ASCII string)
- 前回ログインしたキャラクタ名です。
- PopupHelpPreDelay=(0-5000)
- アイテムの上にマウスを持っていった時、ポップアップヘルプを表示するまでの待機時間を設定します。
- SavePassword=(on/off)
- UO.cfg内にパスワードを保存するかどうかを「on/off」します。保存することはお勧めできませんので「off」にしておいてください。
- ScaleBarkTimes=(On/Off)
- テキストの表示時間を文字の長さによって変化させるかどうかを「on/off」します。
- ShowIncomingNames=(on/off)
- 初期値は「on」。画面に現れるキャラクタ名を表示させます。
- ShowIntroAnim=-(on/off)
- イントロムービーを有効・無効にします。初期値は「on」
- ShowTips=(yes/no)
- ブリタニアにログインしたときにTipsを表示させるかどうかを「on/off」しますが、現在はこのTips表示機能はゲームから取り除かれています。
- Sound=(on/off)
- サウンドを「on/off」します。
- SoundVol=(0-255)
- サウンドの音量を設定します。
- StatReport=(on/off)
- 初期値は「on」。ステータスバーの表示を「on/off」します。
- TranslationServer=(on/off)
- 翻訳サーバを「on/off」するオプションですが、翻訳機能は現在はゲームから取り除かれているため、このオプションを変更しても機能することはありません。
- TranslationServerAutomatic=(on/off)
- 画面に表示された外国語のテキストを自動的に翻訳する機能を「on/off」するものですが、翻訳機能は既にゲームから取り除かれているため、翻訳機能を有効にすることはできません。
- TranslationServerClickTranslation=(on/off)
- 翻訳サーバが有効で「TranslationServerAutomatic=off」の時、この設定を「on」にしておくと、自動ではなく外国語をクリックした時だけ翻訳されるオプションですが、現在は翻訳機能はゲームから取り除かれています。
- UnicodeSpeech=(On/Off)
- 「on」にすることで、Unicodeフォーマットで入力されたテキストを表示できるようになります。セカンドエイジをインストールしていない場合には手動で追加しなければなりません。この行が追加されていないと場合によっては他のプレーヤーの文字が見えなくなります。
- UseCircleTrans=(yes/no)
- キャラクタの周りに半透過の円を出すかどうかを「on/off」できます。半透過させておくことで、壁越しや建物の影にいるプレイヤーなどが見えるようになります。
- UserLanguageCodeString=(ENU/JPN/CHN/DEU/FRA/KOR)
- クライアントの言語モードを任意に設定できます。使用できる言語モードは、英語=ENU、日本語=JPN、中国語=CHN、ドイツ語=DEU、フランス語=FRA、韓国語=KORです。(日本語と英語以外の言語を選択した場合、選択した言語で表示されるのは比較的古くから存在する表示のみであり、それ以外は英語で表示されます。)
- Use565=(On/Off)
- 「on」にするとマウスカーソルに四角い画像がちらつく障害を解決できます。また、デスクトップで32-bitカラーを設定しておくとイントロムービーの表示がおかしくなることがあります。ディスプレイでこれらの障害が発生したときには、設定を「on」にしてください。