ザー女王陛下(Zhah the Gargoyle Queen)は、あれから何度も古文書を読み返しておられる。プルギロヌス殿(Prugyilonus the Advisor to the Queen)がお声掛けしているというのに、陛下はそれに気付かれていない。それほど、あの古文書に集中しておられるということなのだろうか。
先日、ついに大物との遭遇を果たしたアモスであったが、それは本当に“ただ遭遇しただけ”であった。目の前に現れたGiant Electric Eelの圧倒的な迫力に気圧され、彼は獲物を目前にしながら、あっさりと逃げ出したのだった。そして、そのときのことを思い出すたびに、彼は恥ずかしさと情けなさと悔しさに襲われ身悶えた。