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ファイブ・オン・フライデイ - 2007年11月30日 |
2007年12月3日 |
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ファイブ・オン・フライデイ(Five on Friday)では、毎週金曜日に皆様からのご質問に対して米国UOチームがお答えしていきます。今週は次
の6つの質問に対する回答が寄せられました。
1. 武器のスペシャルムーブのフレンジードワールウィンド(Frenzied Whirlwind)が通常のワールウィンドアタック(Whirlwind Attack)よりずっと弱いのはどうしてですか? 不具合ですか?
これは不具合ではありません。このスペシャルムーブは意図した通り正確に機能しており、3〜5の物理的ダメージを2回与えます(対象の物理抵抗によって、ダメージ量が1〜2だけに見えるのです)。しかし、マナ消費量から考えて、これは……少し馬鹿らしいですね。ですので、Wilkiが実用的なレベルまで(2回で20〜50ダメージ)ダメージ量を増加しました(この変更は次のパブリッシュで確認できるはずです。QA(品質管理)チームが承認したら、といういつもの但し書き付きですが)。
2. 転送バッグ (Bag of Sending)の使用に制限が付いたのはどうしてですか?
手短にお答えすると、ゲーム内市場のインフレを抑制するためです。詳しくお答えするにはいくつか例え話が必要となります。少しお付き合い下さい。
UOの経済は「蛇口/流し」モデルとして設計されました。ゲーム世界にゴールドを流し込む蛇口を想像して下さい。今度はゴールドが流れ込む色々な排水口 − 「ゴールドの流し」ですね − を想像して下さい。このシステムの目標とするものは、ゲーム世界に存在するゴールドの量を大体一定にすることです。これは、蛇口からの量と排水口のサイズを調整することで実現されます。
UOにおいて、「蛇口」は様々なNPCがプレイヤーに与えるゴールド(ルートすることができるモンスター、報酬としてゴールドを与えるエスコートやクエストなど)になります。「排水口」はプレイヤーからゴールドを受け取る全てのNPCやシステム(大きなものとしては保険システム、同様にプレイヤーベンダーの給料)です(プレイヤー同士の取引は流しになりません。ゲーム世界の中でゴールドが動いても、ゲーム世界に存在しているゴールドの総量は変わりませんから)。
転送バッグはモンスターからルートするゴールドの流入割合を増加させていました。この蛇口は全開だったのです。この量は排水口を圧倒していて、ゲーム世界のお金の量は実際のゴールドの価値を下げるほどに増えていっていました。これは、経済学者が言うところの「インフレーション」です。ゴールドを大量に稼ぎ続けることにそれほど利益がないように転送バッグに変更を加えることは、ゴールドの流入スピードを下げ、インフレ率の進行速度を下げることを期待できるでしょう。さしあたってはアイテムの価格が上がるでしょうが、長い目で見れば、排水口がゲーム世界のお金を流しだしてゴールドの実際の価値が上がるにつれて価格は十分下がっていくでしょう。
現在、MMOの経済は実際の学問から離れたものとなっていますので、このシステムは更なる改良が必要だということには疑いがないでしょう。しかし、これは正しい方向への第一歩なのです。
3. フェルッカでのモンスター発生間隔が遅くなったのはどうしてですか?
初めに、この件がパッチノートに含まれていなかったことをお詫びいたします。パッチノートから抜け落ちたものの一つだったのです。実際の所、私たちはモンスターの発生間隔自体には変更を行ってはいません。私たちが行ったことは、サブサーバー全体のモンスター発生速度を速めるチャンピオンスポーンの不具合を修正したことなのです。この問題が、チャンピオンスポーンがあるエリアで、意図したものよりもずっと早く(最大8倍!)モンスターを発生させていました。
4. マジンシア侵攻の現在の状態はどうなっていますか?
侵攻は最後の山場を迎えようとしています。かつてムーンゲートだった裂け目は大きな力の爆発を放ち始め、最終的には、信じられないほど強力な、侵攻軍を指揮する生物が現れるでしょう。防衛側にとっては彼らを倒して街を救う最後のチャンスとなりますが、簡単なものではないでしょう。最後の戦いは今後24時間以内に始まる予定(※1)で、勝利を収めるにはたった2日間の猶予しかありません。ここで勝利を収められなかった場合には、マジンシアは失われることになるでしょう。剣を磨ぎ、鎧を修繕し、そして英知を尽くしてください。なぜなら、このマジンシアのための最後の戦いは私たちにかかっているのですから!
※1: 12/3(月)現在、最後の戦いの開始日時は未定となっております。この戦いは事前予告無しに開始される可能性がありますので、マジンシアの警戒は怠らないようご注意ください。
5. 私のお気に入りの開発者が数人、(バージニアに)移転しないという噂を耳にしました。どうなっていますか?
CatHatと別れることになるのは私自身大変悲しいですし、同様にWilkiがチームから離れることになるのにも落ち込んでいます。しかし、TheGrimmOmenとLeurocianは引き続き私と共にいてくれるというのでほっとしています。そして、“大惨事の主”(Draconi)はまだ破壊しつくしていません。私たちが素晴らしい人々を失っていることは確かですが、同様に何人かの素晴らしい人々は残っています。そして私にはこの開発チームの移転により、UOが以前よりもより強く、そしてより良くなっていくという確信があります。
現実的な項目の中では、これは皆さんにとってどのようなことを意味するのでしょうか? 以下にそのいくつかを挙げます:
- 今後6週間程度は、パッチの面ではかなりゆっくりした進行になるでしょう。これは、人員的な理由というよりも、パッチ作成に関連している全てのコンピュータをバックアップ、梱包、そして、アメリカを横断して確実に運送しなければならないからです。私たちは生活の質を変える素晴らしい変更点を沢山用意しているのですが、1月までにお見せできるかできないかはわかりません。
- これは、ホリデーギフトを受け取れないという意味ではありません! 12月15日(土)から翌年1月15日(月)の間(※世界標準時)に配布されることを期待していてください。
- 私たちは求人を行う予定です。もしゲーム産業で働くことに興味がある、もしくはUOに関わりたいと思うのでしたら、求人記事にご注目下さい。詳細がわかり次第、皆さんにお知らせする予定です。
- プロジェクトに残る皆さんがご存知かもしれない開発チームメンバーの名前は……マスター・オブ・コードそしてUIのプリンスSupreemEA、無限の知識Mesanna、不老不死のStormwind、そしてバグの支配者Seradoです。
- ファイブ・オン・フライデイはしばらくの間、今までとは違う形式になるでしょう。詳しくは次の項目をご覧下さい。
6. 「ファイブ・オン・フライデイ」は、しばらくの間特別企画で行く予定です。以下はスクープですよ:
皆さんの質問の全てを調査するために私に協力してくれている開発者たちが、今後数週間に渡りアメリカ大陸を横断することになるので、「ファイブ・オン・フライデイ」は少し趣を変えて行く予定です。何回かはいつも通りに質問にお答えするかも知れませんし、その代わりに何回かは新規のドキュメントや掘り起こした年代物の逸話、あるいは皆さんに楽しんでいただける、お知らせするに値すると私が思うものを、Webページに追加することにするかも知れません。ゲームコードの解析を実行する必要がないような類の知りたい事柄をお抱えの方は、いつもの場所(※英語です)に是非それをお送りください。
1月の中ごろには、今まで通りの形に戻る予定です。
長い、大忙しの一週間でした。でも、あっという間に週の終わりが来てしまいました。去り行く友たちよ、御機嫌よう、そしてさようなら。私のことを忘れないでよ?
- Jeremy [コミュニティコーディネイター / 米国UOチーム]
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