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一生の不覚!! 体験談


「そう、あれは夜明け前のまだ薄暗い時間帯だった」

「俺はその時銀行前で・・・Ahh、そんな目で見ないでくれ!」

「あれはまさに一生の不覚だったよ・・・」

今だから語れる一生の不覚として心に刻まれた出来事。

その秘密をこっそり教えていただきたい。


知らぬと、仏 - Fei

「ついに来たか・・・」馬にまたがった私は、手にした刀をもう1度握りなおした。「軽蔑」と呼ばれるその洞窟は、まるで冒険者を挑発するように漆黒の口を大きく空けている。その時はちょうど剣術修行のまっ最中であった。毎日毎日、修行のためだと言われながら、街の近辺でモンスターに刀をふるう毎日。モンスターといったって、コウモリやらネズミやら、その程度である。私は単調な毎日にあきあきしていた。

そしてある日、若さゆえの過ちか、周りの目を盗んで街を抜け出した。青い光をこえ、森をこえ山をこえて、やっとの思いでかねてから噂に聞いていたこの洞窟にたどりついたのである。始めての冒険であった。中をのぞいてみる。「ほほう、お前か」私の前には、トカゲの化け物が牙をむいている。これならいける!そう直感した私は次々と相手に切りかかっていった。こっちは馬にも乗っているのだ。「危なくなったら走って逃げればいい」その程度しか考えていなかった。

少々きわどい瞬間があったものの、順調にトカゲ男を倒してゆく。そのまま奥に進むと、なにやら箱がおいてあるではないか。宝箱だ!私は迷わずその箱を開けていた。・・・プシューーーーッ!!あたりが一瞬煙につつまれる。今考えると当然のことだが、その箱には毒の罠が仕掛けられていたのだ。街を出たばかりの新米冒険者は、そんな単純な罠にあっさりひっかかってしまったのである。ふと気がつけばまわりにはモンスター。焦りと恐怖が身を駆け抜ける。

しかし。「・・・まだまだっ!」トカゲ男の棍棒をくらいながらも、私は自らを奮い立たせた。実はこんな時にそなえて、街で毒消しを用意していたのだ。体力は限界に近づいている。でもこれさえ飲めば・・・。よーし、見てろよトカゲども。私は最後の気力をふりしぼり、薬の栓を抜き取って、その緑の液体を自分の口に流し込んだ。薬が体のすみずみまで行き渡るのが感じられる。「はっはっは、もう見習いとは呼ばせないぞ!」そう言って私は刀を振り上げ、再びトカゲ男の群れにとびかかった。

その瞬間・・・。「ん?」目の前が一瞬明るくなり、そして暗くなった。何が起きたんだ?遠くで聞こえる馬の鳴き声。そして、沈黙・・・。その緑の液体のビンに書いてあった言葉は「毒消し」ではなく、実は「毒」であったこと。それを知らずに飲んで、自ら毒にかかったこと。そして、「軽蔑」で力尽きたこと。全てを悟ったのはそれから長い時間がたってからであった・・・。




最強に憧れて・・・ - CATMAN

本当の強さを持つものは、力だけでなく経験・判断力・精神力そして努力だといつも師匠に言われていた。そのころの僕たちには、毎日聞かされるお小言であり気にも留めていなかった・・・。

その日はいつものように相棒と、師匠の家の前で修行をしていたが、正直修行に飽き始めていた僕らは師匠の留守を見計らって修行場をでる事にした。最初のうちは足取りも軽く僕らの旅は順調であったが、あたりが暗くなり始め凶悪なモンスターが増え出した頃僕らの自信は影も形も無くなっていた・・・。

「なあ相棒、そろそろ帰らないか?」僕は言う、その言葉にはもう恐怖心が表れていただろう。「師匠に怒られるよ・・・帰れないよ・・・」彼も、本当は帰りたいみたいだ・・・。「頭をさげて、また修行させてもらおうよ。怒られるのは覚悟だけどね」「う、うんそうしよう。本当はさっきから怖かったんだ。」僕らの意見は一致し帰り道を急ぐ、その時すでにあたりは真っ暗になっていた。

相棒も僕も道に迷ったことに気付いていたがお互いに口を開く事はできなかった。何時間がたったであろう、僕らの恐怖心は限界に達していた。今まで見たことの無いモンスターに追いかけられ、さらには僕らが放った剣技は全く効かなく、ただ逃げる事だけがしかできない自分達の弱さを実感していた・・・。

その時である相棒が一つの明かりを見つけた。「キャット!!人がいるよ〜!!」相棒の声はもう涙交じりでかろうじて聞き取れたぐらいだったが僕らは急いで彼の元へかけよった。その男は杖をもった初老のお爺さんだった・・・。「すいません。少し休ませてもらってもいいですか?」道に迷ったことを隠すように平然とした態度で僕は話し掛けると彼はぐつぐつと煮立ったナベをかき混ぜながらこちら見てニヤッっと笑う。

その瞬間僕の背筋は凍りついた・・・。何かおかしい・・・。僕がそう思ったつかの間、彼の放った言葉は相棒の体を何メートルも離れたところに吹き飛ばした。僕はすぐに身構えた・・・彼は高らかに笑い、また何かを叫んだ。僕の体に大きな火柱が立ち上がったとこまでは覚えている。そこから先の記憶はなくなっていた。

目がさめるとその男は倒れていた・・そして全身の痛みを堪えて起き上がると見慣れた笑顔の師匠が座っていた。相棒はまだ眠っていて僕は恥ずかしさも忘れてボロボロと泣き出した。記憶には無いが師匠が助けてくれた事だけはわかったからだ。「ありがとうございました・・・そしてすいませんでした・・・」声にならない声で精一杯伝えた。「お腹すいただろ?家に帰ろう」師匠はそれだけいうと相棒を背負ってゲートをだしてくれた。

その男がリッチだともわからなかった僕らは今考えるととても恥ずかしい記憶であり、最強に憧れてた時代であった。本当の強さを持つものは、力だけでなく経験・判断力・精神力そして努力だといつも師匠に言われていた言葉、今も胸の中にしっかり刻み込んでいる。





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