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Mugen物語


正式にハードコアルール適用、日本第7シャードとなったMugen。

暫定オープン中には、生き残りの戦いを繰り広げる
多くの勇者達の姿がありました。

この世界であなたはどのように命を燃やしましたか?

Mugen誕生に貢献した
皆さんの物語をお聞かせ下さい。


生きている証 - EVE

『この世界の存亡は汝らの活躍にかかっている。我に生きている証を示せ。しからば、この世界は保たれるであろう。さもなくば、この世界のすべては夢幻のものとして消え去るのみ……』

すべての者の脳裏にこの言葉が響きわったった時、世界が一変した。混沌とした世界。不安と希望、そして絶望が顕著にその姿を現すようになったからだ。すべての者が理解したことはただひとつ。それぞれの脳裏に響いた声が創造主のものであり、その言葉に嘘偽りがないということである。生きている証とはいったいなんなのか? 誰もがその言葉の意味を理解せぬままに、それぞれの思いのもとに動きはじめた。イヴもまた、理解せぬままに動いた一人だった。

世界が一変した当初、イヴの生活は獣を相手に戦い、その皮をあつめて生計をたてるのみだった。本来なら、そうして集めた皮や羊毛を使って衣服を作っていくのが彼女の本業だったはず……。しかし、世界はそれを許さなかった。イヴが必死に集めた皮や肉を奪い取る集団が出没し、彼らの行動を見てそれに倣い、略奪に手を染める者もではじめた。略奪暴行を受けたくなければ、自分の身は自分で守らなければならない。略奪や暴行で済むならまだいい。その生命さえ失われる可能性があるのだ。例えこの世界が存続しようとも、その時にイヴ自身が生きていなければ何にもならない。イヴがそれを悟った時、彼女の生活も変わった。羊毛を刈るハサミを捨て、カタナに持ち替えた。身軽だが防御力を持たない衣服の代わりに、硬い革鎧を身に着けた。それだけでは、まだ略奪者たちと渡り合うことはできない。イヴは自分を鍛えるために、獣よりも強いものを探して墓場を巡り、そして暗いダンジョンを巡った。時には、ダンジョンで得た財宝を狙われ、財宝を捨てて命からがら逃げ出したこともある。しかし、イヴは歯を食いしばって戦うことを辞めなかった。

生きたい。生き続けたい! そんな思いがイブを戦いへと駆り立て、彼女の剣技に磨きをかけた。そして、略奪者と渡り合う技量を身につけた時、彼女は逃げるのみという選択肢に戦うという新たな選択肢を加えたのだった。

「あたしは、あんたになんか負けない!」

デスパイズからの帰り道、彼女が得た財宝を略奪しようと襲い掛かってきた者にイヴはそう吐き捨ててカタナを抜いた。いつまでも逃げてはいられない。戦って生きる。そう心に決めたイヴは、略奪者に向かってカタナを振るった。剣戟が何合も鳴り響き、互いの血が互いの刃を赤く汚した。やりあえる! 自分は負けていない! そう確信したイヴは渾身の力を込めて相手の身体に刃を突き入れた。今までにない甲高い音が響いた。略奪者は腹に突き立った刃を押さえて地面に膝をつき、荒い息遣いをしながらイヴを睨みつけていた。致命傷を与えた!?「けっ! バカが……」敵は生きてる!? それがわかった瞬間、自らの愚かさをイヴは悟った。あの甲高い音は、自分のカタナが折れた音だったのだ。用を成さなくなったカタナの残りを捨て、イヴは自分の荷物をめちゃくちゃに漁った。しかし、出てきたものは、若干刃の欠けたスキニングナイフのみ……。それだって、ないよりもマシだった。余裕の笑みをもらした略奪者に、イヴはただ助かりたい一心でナイフをめちゃくちゃに突き出した。その突きは、なめかかっていた略奪者に渾身の一撃を浴びせることになり、気がついた時、イヴは彼の死体の脇にへたり込んでいた。

生きてる! その喜びに全身が包まれた瞬間、彼女の脳裏に数ヶ月前に聞いた声が響いた。

『汝らは生きている証を我に見せた。この世界は無限に存続するであろう……』




ある魔法使いの話 - Az

取引は夕刻、王都の第二銀行前でという約束だったけれど、相手はまだ来ていなかった。僕は近くの公園で時間をつぶすことにした。足早に行き交う人々は僕になど目もくれず、いそがしげに目的地を目指して通り過ぎていく。意味もなく立ち止まるな。 声をかけられても無視しろ。大金は絶対に持ち歩くな。田舎から出てきたばかりの僕に、同郷の若い魔法使いが教えてくれた苦い教訓の数々。僕は荷物を整理して、もうすこし『盗みやすく』金を配置してから長椅子に腰をおろし、ため息をついて目を閉じた。すこし疲れていた。この厳しい都会では、あらかじめ、盗まれることまで予定しておかねばならないのだ。

一人で生きていくことは難しいと、誰もが言う。それは正しくない。難しいことをしようとするから、一人では生きていかれなくなるのだ。小さい頃の僕は、ユニコーンに乗るのが夢だった。男の子はユニコーンが乗せてくれないよ、と言って大人たちは笑ったけれど僕は剣だった。犬、猫、ウサギ、ヒツジ、ブタ。生まれつき僕は、動物たちと自由に心をかよわせることができた。だから人間の友達は、必要なかった。 あのころの僕にとって世界は、もっとずっと単純だったのだ。ハユマのことは今でも忘れられない。ハユマは、とても美しい馬だ。ハユマさえいれば、他には何もいらなかった。

島での生活は、とても平穏で、単調だった。魔法使いたちはみな親切だったけれど、僕は広い世界をハユマと旅してみたかった。だからある日、誰にも何も告げずにムーンゲートをくぐったのだ。僕たちは、森を目指した。森での生活は、刺激に満ちていた。クマを引き連れ、シカを狩り、肉はクマに、皮は僕に。ヒツジの毛を刈り、街へ出て布を織り、包帯を作ってはクマと僕のケガを治療する。たまに弱い怪物を倒してわずかな金を手に入れれば、必要な道具に困ることは無かった。仕立てのマネゴトや、素早い身のこなし、魔法の基礎など、役に立つことは、すべて、森から学ぶことができた。闇を退け、毒を癒し、炎の矢を放つ、簡単な魔法でも、知っているのと知らないのとでは大きく違う。魔法に必要な秘薬は、森を歩いていれば、いくらでも採取することができた。

いつごろから、本格的に魔法を学んでみたいと思うようになったのかは、覚えていない。おそらく、魔法を使う目玉の化け物のような怪物に初めて遭遇したとき、屈強な戦士が倒されても僕だけは平気だったという、不思議な体験をした後のことだろう。 僕には、魔法に対する強い抵抗力が備わっていたのだ。僕はハユマに乗り、住み慣れた森を離れた。その日から、魔法を学ぶにふさわしい土地を探す、長い放浪の旅が始まることになった。旅は、驚きに満ちていた。大鉱山の近くでは、木の怪物の瞬間移動という、珍しい場面も目撃した。数多くの旅人たちと出会い、さまざまな経験を語りあった。『赤い瞳の連中』について、はじめて耳にしたのも、そのころのことだ。 『連中』は、『灰色の影の奴ら』よりも恐ろしいという。星の数ほども『連中』に関する話はあったが、結論は常に同じ。「抵抗するな。とにかく逃げろ」

行き着いた先は南方の、誰からも忘れられて密林に埋もれた、寂しい墓地だった。その墓地では呪われた死者たちが、失われた平穏を求めて、あてもなく、さまよい続けていた。僕は、その墓地にとどまることを決めた。死者たちの平穏を取り戻すことは、意義のある仕事に思えたのだ。おまけに、その死者たちのなかには、呪文の巻物を持っているものもいた。おかげで僕の呪文書には、日ごと新たな呪文が書き加えられることになった。

『連中』との遭遇は、僕に強烈な印象を残している。偶然にも僕は隠れて、物思いにふけっている最中だった。彼女は独りで現れた。僕は、どうするべきか混乱した。逃げなければならない。でも、もしかしたら見つからずにすむかもしれない。しかし彼女は僕の痕跡に気がつくと立ち止まり、しばらくして、呪文の詠唱を開始した。その響きを耳にしたとたん、僕は決断した。即座に呪文を詠唱して瞬間移動、川を越え、全力疾走を開始したのだ。完全に不意をついた。それでも、逃げ切れないことは確かだった。どちらに逃げても、すぐ行き止まりになってしまう。街までは、はるかに遠い。僕は荷物を半分だけ物陰に隠すと、わずかな可能性にかけて少し引き返し、彼女が追いつくのを待った。

取引を終えた僕たちは、そろって銀行を出た。ナイトメアにまたがった若い旅人が、僕たちの目の前を通り過ぎていく。僕たちは、二人とも徒歩だ。彼には、身軽でなければならない理由があるし、僕にしても、もう馬に乗るつもりはなかった。動物たちと心をかよわせることができなくなったときから、馬に乗るのはやめたのだ。僕は呪文を唱え、漆黒の獣に姿を変えた。取引相手は、あきれたように首をふった。いや、なに。孤島に立派な家をかまえ、大金を扱うようになった今では、お上品で神経質な皆さんをからかうのが趣味になったのだ。僕はニヤリと笑うと身をひるがえし、森へ向かって走り出した。そう、無限の自由へ。




ちっぽけな平和 - Noise

私はシーフ。シーフと言っても、そこらにいるような手当たり次第に盗む者たちとは違う。義賊……と言うのも抵抗があるけど、まあそんなようなものだ。殺人者たちの武器を盗み、秘薬を盗み、戦う術を無くさせる。

ここはMugenという世界。殺人者たちが溢れている世界。そして、それを狙う者たちも。私にとって、彼らは等しく狙うべき獲物。人を殺すことをなんとも思わない人間たち。殺人者を退けるのに武器は要らない。魔法の知識だって必要ない。武器に武器で、魔法に魔法で対抗するのは愚か者のすること。それではどちらも変わらない。ただ、この右手がありさえすればいい。私は人の命は要らない。別に武器も要らないし、秘薬だって私には無縁のもの。私が望むのはちっぽけな平和。私と、私の周りの平和な世界。

「モンスターを倒しに行くんだけど、ついてきてくれないか?」ある日、友人が突然私にそう言ってきた。「残念だけど私はモンスターとは戦えないよ」私は当然のように友人にこう答える。事実、私には戦闘能力というものがまったくない。「君は戦わなくてもいいよ。出来れば包帯を巻いてサポートしてくれたらいいなと思ってね。それに、実を言うとまだ一人でダンジョンに行くのは怖いんだ。あ、もちろん嫌なら断ってくれてもいいよ」なるほど。治療なら私にも出来る。私は仲間を大切にする性質なので、それぐらいのことでいいなら、と友人に答えた。この世界のダンジョンというものは、大抵冒険者の稼ぎを狙う殺人者たちがやってくる。それも、かなりの確率で。彼が一人で行きたくないと思う気持ちもわかるというものだ。二人とも魔法はまったく使えないので、私たちは街から近いDespiseに向かうことにした。レベル的にも今の二人の実力に丁度いい。

無事Despiseに到着。ここは駆け出しの冒険者たちに人気が高く、やはりそれなりに人がいた。独りで行動している者、気の合う仲間たちと集団で狩りに来ている者。私たちが狩りを続けていると、話しかけてくる人がいた。見たところ仲間はいないらしい。「前、ここで殺人者たちに襲われてな。何とか逃げ切ったが、危なく稼ぎを奪われるところだったよ。だったらこんな所に来なきゃいいって話だが、俺も家がほしくてね。他のダンジョンに行こうにも俺は魔法が使えないから面倒だしな。まあ、あんたたちも気をつけなよ」やはりここも人が多いので危険ということらしい。まあ、どこのダンジョンも似たようなものだ。それから、しばらくこの男と一緒に行動することにした。まあ、私は彼が危なくなったら包帯を巻いていただけなのだが。何にしても、人数が多いほうが襲われにくい。

「ふう、やっぱり人数が多いほうが効率がいいね。結構稼いだし、そろそろ帰る?」まさに友人がそう言った瞬間だった。曲がり角の向こうから、馬の走り寄る音が聞こえてきたのは。三人とも何となく危険を感じ、身構える。曲がり角の先にいたのは、やはり殺人者たちだった。その人数は二人。戦士とメイジのようだ。数ではこちらに分があるが、こちらは帰ろうとした矢先で警戒していなかった。その隙にParalyzeの魔法をかけられてしまう。そして、もちろんその後には魔法の嵐。Explosionが爆発し、間髪入れずにEnergyBoltが飛んでくる。一瞬、視界が染まった。死んだかと思ったが、私はたまたま持っていたポーションで何とかそれを耐え切ることが出来た。友人と先ほどの戦士は彼らと戦うつもりらしい。二人とも武器を手にし、戦う準備をしている。私はあまり戦うことは好きではないし、ましてや相手を殺すことなどしたくはない。そもそも、殺人者たちを倒す者たちも私にとっては狙うべき獲物なのだ。しかし、この場合は別だ。仲間が戦うのなら助けるしかない。

「戦士を狙って!」私は叫ぶ。そして自分も相手の武器を盗もうと走り寄る。うまく行けばこれで倒せるかもしれない。当たってくれ、と祈りつつ相手の腕を狙って拳を打ち込む。……そして見事に武器は相手の手から落ちた。すかさずそれを奪う。丸腰になった戦士は二人の攻撃を受け、瀕死になっていた。どうやら素手での戦闘はあまり得意ではないらしい。仲間のメイジが回復魔法をかけるが、それも追いつかない。とうとう戦士が逃げ出した。メイジも三人を相手にするのは無理と見たのか、一緒に逃げていく。私は深追いしたくなかったので、逃げるに任せることにした。友人も追わない。戦士は追おうとしていたようだが、私たちが追わなかったため、同じく残ることにしたらしい。「殺し損ねた」という顔で殺人者たちを見ている。「危なかったね」友人がそう漏らす。「ああ」と答える。大丈夫だったかと思い、戦士の方を見る。「……お前、シーフだったのか」彼は突然そう言ってきた。何となく言葉に恨みがこもっているような気がする。「待ってくれ、私は確かにシーフだが……」私が言いかけたその時。「ふざけやがって! さっきもどうせ包帯を巻く振りして人のバッグの中漁ってたんだろうが!」そう叫んで彼は斬りかかってきた。

私は逃げた。何も考えずに。ただ逃げた。もちろん、攻撃を止めたいのならさっきのように武器を奪えば済むことだ。しかし、そうしようとは思わなかった。ここで武器を奪えば、あらぬ疑いが深まる結果にしかならない。私はどうすればいいのだろう?彼はもうすでに私の背後にまで迫っている。多分逃げ切れないだろう。選択肢は二つ。相手の武器を奪って逃げるか、このまま死ぬか。「ふっ……」私は何となく笑いをこぼす。さっきまで仲間だと思って助けていた相手に今や殺されようとしているとは。所詮、私はシーフ。自分自身がいかなる考えを持とうとも、周囲から見ればただの犯罪者。私は足を止めた。自分のプライドに反するぐらいなら、おとなしく死を選ぼうと思ったのだ。そして、背後から剣が振り下ろされる音が聞こえた。

……しばらくして、私は意識を取り戻した。どうやら私が抵抗しなかったことで殺すのをためらったらしい。何時の間にか街に戻っていて、目の前には友人が心配そうな目で私を見ていた。「大丈夫……大丈夫だ」ふと気づいてバッグの中から先ほど盗んだ剣を取り出し、友人に渡す。「よかったらこれ使ってくれ。どうせ私が持ってても使わないから」友人はためらったが、結局受け取ってくれた。私は立ち上がり、何となく空を見上げる。色々と問題はあったが、結果としては狩りの成果は上々。誰も死んでないし、人を殺してもいない。私は人の命は要らない。別に武器も要らないし、秘薬だって私には無縁のもの。

私が望むのはちっぽけな平和。私と、私の周りの平和な世界。




ある鍛冶屋のMugen - Murasama

誰もいないひっそりとした森にまあたらしい小さな小屋ができた。職人たちはぶつぶついいながらも、この小さな小屋を確かなできにしあげて魔法のゲートで帰っていった。鳥の鳴き声だけが聞こえる静かな森の中に最後の槌音がひびく。真新しい看板を打ち付ける音だった。「工房Murasama」とヘタな字で書かれている。ここでは売り子をやとっても商売にならないが、誰か訪れる人が注文できるよう、挨拶だけかいて真っ白なページの本を雨のかからないようにおいておく。「ここまで長かったなあ」本当に長かった。いろいろな思い出が脳裏をよぎってゆく。

最初の思い出はスコップ一つもって頭にタオルをまいただけの姿で走っている姿だった。生まれたのはMoonglowの町だ。見習期間を終えて親方からもらった100GPの餞別で必要なものを買い、道具をいくつか作るともう何も残っていない。みんな走っている。みんな貧しい。貧しいものはさらに貧しいものをしいたげるものだ。山賊に襲われても失うものなどほとんどないように最低限の持ち物で修行のためにDeluciaの町に走った。毎日鉱石をほり、修行し、それでも食べていけないので剣の腕も磨いて動物を狩り、何度も焦がしながら裸のまま肉を焼いて食べた。時にはわずかなお金のために弱いモンスターも襲った。

Deluciaの町の大きな炉のまわりにはそんな修行中の鍛冶屋や鍛冶屋にものを作ってもらいに来る戦士が集い、自然に話をするようになった。鍛冶屋のとうていいけぬところへ行く戦士たちの話にMurasamaは目を丸くしたり感心したりしたものだ。どこかに追いはぎが出たと聞いて駆け出して行く戦士や魔法使いたちを何度も見送った。負けて戻ってくやしそうな戦士にかける言葉がなかった。やがて裸で玉の汗を流していたMurasamaもちゃんとした服を着れる様になった。鍛冶屋の仕事も少しもらえるようになった。Deluciaの炉辺に集った鍛冶屋の中には早々に修行を終え、広い世界へ旅立っていくものもいた。

寂しくなったDeluciaの炉辺をMurasamaも去るときがきた。そして、この血塗られた世界に乗り出した。あとは無我夢中。気がつけば随分な時がたち、彼はこの工房の前にたたずんでいた。 行商に出ると、たくさんの剣一本の戦士やローブと帽子だけの魔法使いたちが走っている。新しい世代の到来だ。彼らの姿に、Murasamaは妙に暖かい気持ちになった。

「ようこそ、Mugenへ」

そっと彼はつぶやいた。





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