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総合コメント |
GM Zilo:自己紹介 |
2003年8月27日 |
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チームからのコメント……、チームからのコメント……、替わりに GM Zilo 自身の話でもいいですか? 失礼、シニア ゲームマスター Zilo です。
僕が初めてウルティマ オンラインを知ったのは、1996 年の E3 ショーでした。数人の友人(偶然にも GM Dengar, UO プロダクトマネージャ兼リード GM Maleki, その他)と僕でジョージア州アトランタまで車を運転して、イベントに参加しました。E3 (Electronic Entertainment Expo の略です)に初めて入ったときは、ほんとうに頭がクラクラしました。まるで、6年生が初めてディズニーランドに入ったときと同じレベルです。
人混みを避けて歩いていると、小さなブースにぶつかりました。そこは、木造の小屋を展示していて、数え切れないくらいの死体が外の道路に散らばっていました。言うまでもないですが、僕はグっときました。友人(先ほどの OSI 関係者ではありません)が指さして、リチャード・ギャリオットがプレゼンテーションをしているのを教えてくれました。僕らはそっと近づいて、彼を質問責めにしました。
「このゲーム、何なの?」
「これって、人殺しだよね?」
「人を殺して、荷物を奪えるわけ?」
「これは、彼の家?」
「家が持てるんだ!」
「この人が錬金術師で木こりでアーチャーって、どういう意味?」
「みんなの動きが遅いのは、どうして?」
「これは、彼女のドラゴンなわけ?」
「うわ、ドラゴンに襲われてる、、、ほんとに彼女のドラゴンなの?」
そんな感じでした。すごく面白いと思いました。
ただ、当時はそれっきりになっていました。しかし、1998 年 2 月、リチャード・ギャリオットを教えてくれた友人が UO のソフトを渡してくれたことから、その時のゲームの強い印象が蘇って、僕は、ドキドキしながらプレイしました。
それ以来、僕にとって PC ゲームの意義は完全に変わってしまいました。
初めてプレイした夜、UO はすごいゲームだと思いました。あてもなく、何日も走りまわりました。いや、何週間もと言ったほうが正確かもしれません。いろんなことが出来るようになっていて、うさぎをテイムしたり、トロールに手酷く殴られたり、サーバ境界を超える楽しみを知ったりしました。エナジーボルトを唱えられるようになるまでは、いつもやられっぱなしでした。初めて他のプレイヤーに殺されたときは、小さなウィンドウが立ち上がって、復活するかゴーストのままプレイするか尋ねられました。もちろん、復活を選択しました。あと一撃で相手を倒せる状態だったからです。そうして、即時復活を 5 回クリックした後、ゴーストのままプレイする方を選んで、ようやく即時復活のせいでスキルポイントが減っていることに気付いたのでした(それと、当時、近接武器を使うのは、発泡スチロールで相手を殴るようなものだということも知りました)。
また、森の奥で倒木に座っていた時のことも覚えています。そのとき、友人 Maelstrom は grizzly bear をテイムしたばかりで、僕は「この熊、踊ってるけど、この芸は君が仕込んだの?」と尋ねたのですが、次の瞬間には画面が真っ暗になって、You are dead. と表示されていました。Maelstrom の称号は Dastardly になり、続く2週間の大部分は、称号上げ目的の青プレイヤーから彼の命を守ることに費やされました。僕たちは、明らかに無法者の側に立っていたのでした。数日前、初期装備の剣で二人して great hart を倒そうとしていた時に、僕は Maelstrom を殺したことがあったからです。結局、僕たちは、Rat Valley 周辺の交易を牛耳るギャングのボスになりました(短く言うと、シーフです)。
僕は悪行を悔い改め、1998 年に Lake Superior に移住しました。そして、数人の仲間とともに、SBR (Skara Brae Rangers) を結成しました。これは、治安の悪いゲームエリアを少しだけ安全にする目的で設立されたギルドでした。古参プレイヤーの中には、このグループを覚えている方もいると思います。僕たちは「ルートをしない」軍団でした。皮鎧とマジックの付かない武器だけを持って、人民の敵に対して集団で素早く襲いかかるのです。ブリテイン周辺の交差点やユーのオーク砦等に潜んで、時を待ち、突然姿を現して悪人たちを倒していました。潜伏場所から飛び出し、「囲んで、皆殺しだ!」と叫び、単騎では遙かに強い集団をみんなで殲滅するのは、本当に愉快でした。
思い出話はこれくらいにします。この職に就いたのは、このゲームへの愛着からです。他の MMO や PSW 等もプレイしましたが、ウルティマ オンラインはその中でも桁違いに最高のゲームです。このゲームに匹敵する深さをもつ MMORPG は他にありません。Orland の Full Sail でコンピュータ・アニメーションの学位を取って卒業した後、僕は車に飛び乗って、OSI チームになんとか加われないかと思いながら、テキサスのオースティンに来ました。
僕は今でもウルティマ オンラインをプレイしています。プレイヤーの気持ちを理解して効率よく仕事ができる、よりよいゲームマスターになるために必要だと信じているからです。ゲーム内で僕に話し掛けたり、僕からメッセージを受けたときは、誠実な回答を保証します。僕は自分が愛するゲームを貶めることは一切しないつもりであり、プレイヤーや他の GM がそうしたことをするのも許さないつもりです。ウルティマ オンラインはゲーム業界を全く新しいレベルに進化させることに貢献しただけでなく、イノベーションの触媒として存在し続けるものだと堅く信じています。プレイヤーが僕と同じくらいの楽しみをゲームから得られるようにすることが、僕の目標です。
ゲーム内でお会いしましょう!
Zilo
Player Relations
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