*バタンッ*

モーリス：「ただいま戻りました」
メグ：「あ、モーリスさん、おかえりなさいっ」
モーリス：「いま、畑の方を散歩していたのですが、面白いものを拾ったので、メグさんに差し上げようと思って持ってきました」
メグ：「面白いもの？」
モーリス：「ええ、メグさんなら、きっと気に入ると思いますよ」


メグ：「わぁ、素敵ですね〜」
モーリス：「気に入ってもらえましたか」
メグ：「はい！　でも、これいただいちゃっていいんですか？」
モーリス：「どうぞどうぞ、私はこういったものに、あまり興味がないものですから」
メグ：「ありがとうございますっ。どのお面も、初めて見るデザインで、なんかこう、創作意欲を刺激されちゃいますね〜。これを使ってなにか作れないかなぁ」
モーリス：「喜んでもらえたようで、よかったです。そうそう、畑に行ってみて気が付いたのですが、なにやら重装備の方たちがうろうろしていましたよ」
メグ：「カボチャを収穫するのに、重装備ですか？」
モーリス：「う〜ん、私も遠くから少し見ていただけなので、理由までは分かりませんが、皆さん剣やら槍やらを片手に、緊張した面持ちで畑を巡回していました」
メグ：「なにか危険なことでもあるのんでしょうか」

*ガチャリ*　*バタンッ*

マーク：「カ、カボチャが……」
メグ：「マ、マークさん、どうしたんですか！？」
モーリス：「傷だらけじゃないですか！」
マーク：「畑へ行ったら……カ、カボチャが……急に襲っ……」 *ガクッ*
メグ：「マークさん！？　ちょっとマークさん、大丈夫ですか！！？」


マーク：「ZZzz...」
モーリス：「どうやら、寝ているだけのようですね」
メグ：「なんて紛らわしい……」
モーリス：「まあ、大したことないようでよかったじゃないですか。それと、畑へ行くときは注意したほうがいいかもしれませんね」
メグ：「そ、そうですね。冒険者の皆さんも、畑へ行かれる際はくれぐれもご注意ください！」



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