*ゴソゴソ*

メグ：「う〜ん……、これもいらないなぁ」

*ポイッ*

メグ：「あ〜、ここにもこんなものが……。これもいらないかなぁ」
アトランコ：「ちょっとメグちゃん、さっきから一人でなにをブツブツいいながら、ゴソゴソやってんのよ」


メグ：「あ、いや、なんだかBNNステーション内がゴチャゴチャしてるので、片付けようと思って、不要なものを捨ててるんです」
アトランコ：「なるほど。それはいい心がけね……って、ちょっと！　その右手に持ってる骨、まさか捨てる気じゃないでしょうね！？」
メグ：「え？　いらないかな、と思って。捨てちゃダメですか？」
アトランコ：「ダメに決まってんでしょうが！！　それは、アタシが新しい占いをする為に用意した、大事な骨なのよ！！」
メグ：「そ、そうだったんですか……。でも、凄いいっぱいあるし、邪魔なんですけど……」
アトランコ：「いいから！　それはそこに置いておいてちょうだい。そのうち、なくなるわよ。だからメグちゃんは、他のものを片付けてちょうだい」
メグ：「はーい。じゃあ、次は……っと」

*バタンッ*

マーク：「マーク・エヴァンス、ただいま戻り……メグさん、なにをされておられるんですか？」
メグ：「あ、マークさん、おかえりなさい。今ですね、BNNステーション内が散らかってるので、片付けをしてるところです」
マーク：「そうですか、それは立派な心意気……って、その右手に持っているバイキングソードはなんですか！？　まさか、捨てる気では！！？」
メグ：「え？　はい、だって、もうボロボロだから。それにマークさん、新しい剣を最近買ったじゃないですか」
マーク：「なにをおっしゃるメグさん！！　その剣は！　その剣は、ワタクシがまだまだ未熟者の頃より、今までずっと愛用してきた代物なんですぞ！　たしかに、今やボロボロで武器としては使えないかもしれませんが、そんなワタクシの分身ともいえる剣を、メグさんは捨ててしまうんですか！！！？」
メグ：「わ、わかりました。それじゃあ、床に転がってると、また誰かが捨てようとするかもしれませんから、持って帰るなりしてください」
マーク：「了解しました！」
メグ：「は〜、なかなかはかどらないなぁ。それじゃ、次はこの辺に散らかってる……」

*バタンッ*

モーリス：「ただいま戻りました。おや、メグさん、なにやら忙しそうですね」
メグ：「おかえりなさい、モーリスさん。今、BNNステーション内の片付けをしてるんです」


モーリス：「ふむ、では私もお手伝いしま……って、その右手に持っている本はなんですか！？　まさか、それもゴミとして処分する気なんでしょうか！？」
メグ：「え？　もういらないから、この辺に積み上げて置いてたんじゃないんですか？　それに、開いたまま床に落ちてる本もあるし」
モーリス：「それは、しおりがなかったので、そういう置き方をしたのです。それに、そこの積んでいる本はこれから読む予定のものです。いえ、仮に読み終わっていたとしても捨てられるようなものではありません。いいですか？　メグさんは、ご存知ないかもしれませんが、その本はかの有名な作家……」
メグ：「わかりましたわかりました！　それじゃ、こういう置き方は紛らわしいので、ちゃんと本棚にしまっておいてくださいね」
モーリス：「そうですね。たしかにメグさんのおっしゃるとおりです。では、片付けておきます」
メグ：「よろしくお願いします。えっと、それじゃ……って、なんでロッカーの中に、こんなにキノコが！？　いつの間にか繁殖したのかなぁ。これは片付けないと」

*バタンッ*

サラ：「ただいま……って、ちょっとメグ！　その右手に持ってるキノコをどうするつもり！？」
メグ：「……」
サラ：「まさか……」
メグ：「え！？　ああっと、いいキノコだな〜って見てただけです！」
サラ：「そう、それならいいの。てっきり、捨てる気なのかと思ってビックリしちゃったわ」
メグ：「うぅ、全然片付かない……」



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