*ガチャリッ*　*バタンッ！*

マーク：「マーク・エヴァンス、ただいま帰還いたしました！」
メグ：「あっ、マークさん、ちょうどいいところに。これから、ニューマジンシアへ行こうと思っているんですが、一緒に行きませんか？　復興後の様子をまだ確認してなかったので、一度しっかり見学したいと思いまして」
マーク：「おお、それはグッドタイミング！！　ワタクシも行きたいと思っていたのですよ！　もちろん、お供いたしますっ！」
メグ：「よし、それじゃあ、出発！」
マーク：「うおおおおおお！」



マーク：「これが、ニューマジンシア！？　……ワタクシ、感じます。以前にはなかった凄まじい活気を！」
メグ：「ですねっ。それに青々とした木々に癒されます〜。あっ、マークさん、あそこに大きな花壇がありますよ」
マーク：「むっ」


メグ：「わ〜、綺麗ですね〜」
マーク：「しかし、花ばかりですね。野菜や果物はないのでしょうか！？　ワタクシ、お腹が空きました！」
メグ：「……」
マーク：「む、この花は……気合いで食べられるかもしれませんな」
メグ：「ちょ、ちょっと、食べちゃダメですよ！　なんかもう、色々と台無しなんですけど」
マーク：「そんなことよりメグさん！　あちらに見慣れない建造物が見えます！」
メグ：「うっ、マークさんと一緒じゃ、ゆっくり見学できない。失敗したかも……」
マーク：「メグさん、なにをぼーっとしているのですか！　早く！」
メグ：「は、は〜い……」


メグ：「う〜ん、これはなんのために建てられたんでしょうねぇ」
マーク：「四角いステージ、それに客席……ここは恐らく闘技場なのでしょう」
メグ：「ええ！？　まさか、全然そんな感じしませんけど」
マーク：「メグさんにはわからないかもしれませんが、ワタクシにはわかります。気高き男たちの血と汗の香りがしますから！」
メグ：「いや、全然そんな匂いしませんけど」
マーク：「くぅ〜、しびれます！　こんなところに、これほどまでに熱い施設があったとは」
メグ：「いやいや、絶対に闘技場ではないと思いますよ」
マーク：「メグさんには、男のロマンというものがわからないのですな。ハッハッハ！」
メグ：「うぅ、なんか悔しいなぁ……」
マーク：「あっ、メグさん！　あちらにも、なにやらありますぞ！」


メグ：「ここは、これからなにかが建てられるのかもしれませんねぇ」
マーク：「資材や機材がたくさんありますし、そのようですな」
メグ：「よく見ると、同じような作業場がいくつかありますね」
マーク：「つまり、これから色々と施設が増える可能性もあるということですか？」
メグ：「ハッキリしたことはわかりませんけど、まだまだ復興途上のようですから、その可能性はあると思いますよ」
マーク：「なるほど。闘技場はすでにありますから、あとは鍛冶屋、それに肉屋あたりがほしいところです。まさに男の街！！」
メグ：「え〜、私は裁縫のお店とか、パン屋さんがいいな〜。あと、宝石店とか」
マーク：「男の街には必要ありません！」
メグ：「いや、男の街じゃないんですけど……」



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