メグ：「こんにちは、メグ・ハマーです」
モーリス：「モーリス・ジョンソンです。よろしくお願いします」
メグ：「このところ、ブリテインの街が騒がしいですね」
モーリス：「現在、酒場『The Cat's Lair』で休暇を楽しんでいるアベリー氏から興味深い話が聞けますから、その影響だと思います。ブリテインの街に限らず、冒険者たちは各地を駆け回っているようです」
メグ：「なるほど。“各地を駆け回っている”というのは、なにかを探しているということですか？」
モーリス：「はい。リカルド氏の“失われた財宝”が各地に隠されているようです」
メグ：「“失われた財宝”、なんだか凄そうな響きですね」
モーリス：「“隠されている”と言われると、私としても非常に興味があります」
メグ：「ということは、モーリスさんも“失われた財宝”を探しているんですか？」
モーリス：「ええ、まだ全てを発見できたわけではありませんが、いくつかそれらしいものを発見することに成功しました」
メグ：「おお、さすがモーリスさん。“失われた財宝”を全部見つけたら、絶対教えてくださいよ！！」
モーリス：「そう簡単にはいかないと思いますが」
メグ：「どんなお宝なんでしょうね〜」 *うっとり*


メグ：「モーリスさんが全部見つけたら、私たち大金持ちですよ！！」
モーリス：「メグさん、その考えは時期尚早です。“失われた財宝”が金銭的価値のあるものかどうかはわからないではないですか」
メグ：「な、なるほど。いわれてみると確かにそうですね」
モーリス：「ただ、国を動かすほどの価値はあるらしいですよ」
メグ：「ふむふむ。ということは、ドーン女王に全部取り上げられちゃうんですか？」
モーリス：「ええ、私が見つけた場合、恐らくお渡しすると思います」
メグ：「でも、でも、いくらかは報酬として貰えるんですよね？　ね？」
モーリス：「それを私に聞かれても、答えようがないです。メグさん、そんなにお金が欲しいんですか？」
メグ：「うっ、そういうわけでもないんですが。なんとなく“財宝”って聞くと、金銀財宝のイメージがあるものですから……」
モーリス：「なるほど。メグさんにとって“財宝”とは、そういうったイメージなんですね」
メグ：「はい、単純ですみません……。モーリスさんは？」
モーリス：「そうですね。私の場合、古い文献など歴史的価値のあるものでしょうか。これまで知られていなかった事実が記されているかもしれないと思うと、胸が熱くなります。一部の“失われた財宝”から考えると、やはり私にとって価値のあるもののようです」
メグ：「なるほど〜。じゃあ、是非とも全部“失われた財宝”を探し出したいところですね！」
モーリス：「ええ、そういうわけですから、私はこの辺で失礼したいと思います。まだ、見つけていない“失われた財宝”を探しにいってきます」
メグ：「わかりました。頑張ってください！」



メグ：「それでは皆さん、また次回お会いしましょう！　ブリ☆ウオ！」

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