モーリス：「モーリス・ジョンソンです。よろしくお願いします」
マーク：「またですかモーリスさん！！」
モーリス：「といいますと？」
マーク：「さすがのワタクシでも、もうわかります。今週のブリウオはお休みなのでしょう！？」
モーリス：「ほう、さすがはマーク君。残念ながら、ご推察のとおりです」
マーク：「原稿も例によってメグさんが持っているのですか！？」
モーリス：「そのとおりです」
マーク：「メグさんはどこに行っているのですか！？」
モーリス：「それは私にもわかりませんが、このところ多くの人がブリタニア城に集まっているようですから、もしかしたら、そちらに取材へ行っているのかもしれませんね」
マーク：「ブリタニア城でなにが起きているのですか！？」
モーリス：「それも私にはわかりません。メグさんが戻られたら、聞いてみましょう」
マーク：「ともかく、なぜ、いつもナイスガイが揃ったときに限ってお休みになるのですか！　ワタクシは非常に無念ですっっ！！」
モーリス：「私としても残念ではあるのですが、原稿がない以上どうしようもありません」
マーク：「原稿をBNNステーションに保管すれば、こんなことにはならないと思います！」
モーリス：「ふむ、たしかに特定の人が原稿を預かると、その人がBNNステーションにいない場合、なにもできないというのはありますね」
マーク：「メグさんが帰ってきたら抗議です！　モーリスさんも一緒にですよ！」
モーリス：「しかし、ブリウオは基本的にメグさんが毎回担当されているので、メグさんが原稿を預かるというのは、ごく自然なことだと思うのですが。それに、BNNステーションのコンテナに保管するとなると、鍵をかける必要がでてきます。となると、今度は鍵を誰が管理するのか、という問題もでてきます」
マーク：「モーリスさん、いつからそんなに理屈っぽい男になったのですか！　ナイスガイが聞いてあきれますよ！！」
モーリス：「私が理屈っぽいのは昔からでしょう。それに自らナイスガイだと称したことは一度もありません」
マーク：「がっかりです！！」


マーク：「しかし、今はそんなことを嘆いている場合ではありません。モーリスさん一緒に、この状況をどう打開するかが重要ですっ」
モーリス：「打開といわれても、今日は解散する以外の選択肢はないと思いますよ」
マーク：「そんな消極的な選択肢はいりません！」
モーリス：「では、他にいい案があるんですか？」
マーク：「なにかテーマを決めて、男同士の熱い討論を繰り広げるというのは我ながらナイスアイディアだと思うのですが、いかがでしょう」
モーリス：「なるほど。それはなかなか面白そうですね。それで、テーマはなんですか？」
マーク：「二の腕の太さを競うというのはどうでしょう。ワタクシ、けっこう自信があります！」
モーリス：「それは討論ではありませんよ」
マーク：「なるほど、そう来ますか。では、拳で語り合うというのはどうでしょう」
モーリス：「それも討論ではないですよ。“拳で語り合う”というのは、言葉を交わすのではありませんから」
マーク：「ナイスガイに言葉は不要だと思うのです！！」
モーリス：「しかし、私はナイスガイではありませんので、普通に言葉を交わす方が好みなのですが」
マーク：「モーリスさんの口から、そんな台詞は聞きたくありません！　なにかいいアイディアはないのですか！？」
モーリス：「特にこれといったものは思い付かないですね」
マーク：「くっ……こうなったらメグさんを探しだして、いつも通りのブリウオをやるしかないようですねっ！！」

*ダダダダダッ*　*バタン！*

モーリス：「あ、マーク君どこへ……っと、行ってしまいましたね。メグさんなら、ここで待っていれば戻ってくると思うのですが……」


モーリス：「まあ、行ってしまったものは仕方ありませんね。それでは皆さん、次回のブリタニア☆ウォッチをお楽しみに。失礼いたします」

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