メグ：「こんにちは、メグ・ハマーです」
アトランコ：「アトランコよ〜。メグちゃん、見たわよ。表のア・レ。すさまじい出来じゃない」
メグ：「ほんとですか〜。そう言ってもらえると嬉しいです！　今回は気合い入れて豪華にしてみましたっ」
アトランコ：「うんうん、ほんと凄いわ。さすがのアタシも最初はアレがなんなのか分からなかったくらいよ」
メグ：「え〜、それはいくらなんでも言い過ぎですって〜」 *エヘヘ*
アトランコ：「ほんとよ〜。今だって『アレは本当にホリデーツリーなのか？』って半信半疑なんだから。それにしても、なにか“作品”を作るたびに腕をあげてるわね。ウフフ」
メグ：「ありがとうございます！　今回はかなりの自信作なんですっ。自分なりのアレンジとか取り入れつつ、うまくまとまったかな〜って」
アトランコ：「メグちゃんのカラー、しっかり出てると思うわ。普通、ホリデーツリーを作ろうとしたら、あんな風にはならないもの。これからも己の道を突き進んでちょうだい」
メグ：「はいっ、頑張ります！」

*ガチャ*　*バタンッ*

サラ：「ちょっとメグ！　表のアレはなんなのよ！？」


メグ：「あ、サラさん、おかえりなさーい」
サラ：「おかえりじゃなくて、表のアレ、なんなのか説明しなさい」
メグ：「アレってホリデーツリーのことですか？　シーズンなので飾ってみました！」
サラ：「ホリデーツリーなの！？　どうやったら、あんな風になるのよ……」
アトランコ：「メグちゃん、あまりの出来にサラも驚いてるわよ」
メグ：「なんか照れますね〜」 *エヘッ*
サラ：「違いますっ。たしかにビックリはしたけど、褒めてるわけじゃないの。ホリデーツリーって言ったら、ほら、もっとこう……」
メグ：「もっとこう、なんです？」
サラ：「と、とにかく！　もっとちゃんとしたツリーに取りかえなさい」
メグ：「えっ、どうしてですか！？　アトランコ先生も褒めてくれたし、今回のは会心の出来なんですよ！」
アトランコ：「アタシは好きよ、メグちゃんの作ったツリー。あのまま飾っておいてほしいわ〜」
サラ：「アトランコ先生まで、そんなこと言って……。どう見たって、アレはホリデーツリーに見えないじゃないですか。恥ずかしいですよ」
メグ：「うぅ、ひどい……」 *しゅん*
アトランコ：「そこがいいんじゃない。ねえ、メグちゃん。サラはホリデーシーズンだっていうのに、一緒に過ごす相手がいないもんだから、気が立ってるのよ。気にしちゃダメッ」
メグ：「そうだったんですか、わかりました！」
サラ：「アトランコ先生……聞こえてますよ。言っておきますが、そんなことないですから」
アトランコ：「あら、一緒に過ごす相手でも見つかったの？」
サラ：「と、当然ですっ」
アトランコ：「それじゃあ、その人とサラの相性でも占ってみようかしら。ウフフ」
メグ：「わあ、楽しみです」
サラ： *ドキッ* 「あー！　そういえば、まだ取材が残ってました！　残念ですけど、占いは次の機会にでも。それじゃ！」

*タタタタッ*

メグ：「いっちゃいましたね」
アトランコ：「ええ、いっちゃったわね」



メグ：「どうしたんでしょうねえ。サラさん、急に慌てて」
アトランコ：「メグちゃん、気になるのは分かるけど、そこは突っ込んじゃダメよ。そっとしといてあげなさい」
メグ：「わ、わかりました。それじゃあ、今週のブリ☆ウオはこの辺で！」
アトランコ：「メグちゃんの作ったホリデーツリー、皆も見てあげてちょうだい。すごいわよ〜」
メグ：「お願いします！　ブリ☆ウオ！」


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