*ガチャ*

メグ：「あっ、アトランコ先生おかえりなさい！」
アトランコ：「ただいま〜。って、なによこれ……」


メグ：「え、なにがですか？」
アトランコ：「なにがじゃないわよ。この大量のカボチャはどうしたの？」
メグ：「さっき畑で拾ってもってきたんです。部屋の雰囲気が明るくなったと思いません？」
アトランコ：「思わないし、足の踏み場にも困るじゃない」
メグ：「うぅ、せっかく拾ってきたのに……」
アトランコ：「こんなにもってきちゃって、どうするつもりなの？」
メグ：「ハロウィーンなので、カボチャを使ってBNNステーションを飾りつけようかと思いまして」
アトランコ：「メグちゃんの飾り付けは色々な意味で素敵だけど、BNNステーション内は勘弁してちょうだい。それに今からだとちょっと遅いと思うわ」
メグ：「う〜ん、そうですか。たくさんアイディアがあったので残念です」
アトランコ：「すっごく見てみたいんだけど、きっとアタシには理解できないと思うの。メグちゃんみたいに飛び抜けたセンスをもってないから」
メグ：「そんなことないですって〜。アトランコ先生だってオシャレだし、センスいいと思いますよ」
アトランコ：「いいえ、メグちゃんには勝てないわ。とってもアレだもの」
メグ：「アレってなんですか？」
アトランコ：「そこは気にしなくていいのよ。ウフフ」
メグ：「は〜い。それじゃ、せっかくこんなにあるので、小さいほうのカボチャは後で食べましょうかっ」
アトランコ：「それはナイスアイディアね、メグちゃん！　アタシ、朝からなにも食べてなかったのよ」
メグ：「ほんとですか〜。小さいカボチャも一緒に拾ってきてよかったです」
アトランコ：「ちょっとまって。その小さいほうも畑からもってきたの？」
メグ：「はい、そうですけど？　え？」
アトランコ：「……ダメよ。それ食べられないわ。んもーっ、余計にお腹がすいてきちゃったじゃない！」
メグ：「ええ！？　食べられないって、『〜産カボチャ』しか食べない、みたいなこだわりがあるんですか？」
アトランコ：「そうじゃないわ。まあ、メグちゃん、そのカボチャ食べてみなさい」
メグ：「いいんですか？　私だけ食べちゃって」
アトランコ：「いいわよ。食べてみればわかるから」
メグ：「それじゃ……って、え？　あれ？」
アトランコ：「どう？」
メグ：「た、食べられません……」


メグ：「それでは、今週はメグ・ハマーと」
アトランコ：「アトランコがお送りしました。メグちゃん、次からカボチャを食べようって時は、ちゃんと買ってくるのよ」
メグ：「は、はいっ、皆さんも気を付けてくださいね！　ブリ☆ウォ！」

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