アトランコ：「お元気？　アトランコよ。今日のアタシはインスピレーションがどんどん湧き上がるのよね〜。 今？　今はそうねぇ、すごい勢いでコイフが飛んでくるのが見えるわよ」

*ダダダダダ*

マーク：「アーーーーーーーーーーーートランコせんせーーーーーーーーーーーーーい！！！」
アトランコ：「ほらね、やっぱり」
マーク：「どうしたんですかっ！　なにが“やっぱり”なんですか！」
アトランコ：「なんでもないから、ちょっと落ち着きなさいよ」
マーク：「落ち着いてるひまなんてないです！　それで先生はどうして“やっぱり”なんですかっ！」
アトランコ：「はいはい。言ってあげるから、さきにマークの“たいへん”なことを聞かせなさいよ」
マーク：「そうでした。忘れるところでした。ハッハッハ」
アトランコ：「そのまま記憶の彼方に行ってもよかったけど」
マーク：「いえいえ！　それはだめです」
アトランコ：「それでどうしたの」
マーク：「さっきメグさんのかわりに投稿がきてないか見に行ったんですよ」
アトランコ：「へぇー、それで？」
マーク：「ポストをあけたら、なんと見たことのある包みが！」
アトランコ：「うん、それで？」
マーク：「よく見たら、なんとですね！」
アトランコ：「そうなの、それで？」
マーク：「いやー、びっくりしましたよ。なんと『LBRチャンネル』からだったんです！」
アトランコ：「それで？」
マーク：「きっとまた挑戦状です。戦う準備をしないと」
アトランコ：「準備はどうでもいいんだけど、なかはなんて書いてあったのかしら」
マーク：「まだ見てません！」
アトランコ：「なにを言ってるの？」
マーク：「そのままです！　まだ封を開けていないんですよ」
アトランコ：「……。とりあえず確認するのがいいと思うわよ」
マーク：「じゃあなかを見てみます。差出人は『LBRチャンネル』。何度見ても同じです」



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

アトランコ：「マーク」
マーク：「どうしました先生？」
アトランコ：「これのどこが挑戦状なの」
マーク：「あれー？　本当ですね。一体どうしたんでしょう」
アトランコ：「ま、いいわよ。予想はしてたから」
マーク：「この前はワタクシの不手際だったのですが、今度こそうけてたとうかと思ってたんですよ！」
アトランコ：「うける前に終わってたわよね」
マーク：「不覚でした。まさかあのようなアクシデントがあったとは！」
アトランコ：「たぶんこれからもアクシデントがあったと思うわよ〜。無事に挑戦をうけていたとしてもね。ウフフフ」
マーク：「そういう波乱はこのマーク・エヴァンス大歓迎です！　どんな敵がきてもまかせてください」
アトランコ：「どっちにせよマーク、次の開催のときは行ってきてもいいんじゃないかしら」
マーク：「なにせ『ルーンパニック』というのは心身ともに強靭でないとクリアできないイベントだと聞きました。まさにワタクシにうってつけです！」
アトランコ：「強靭っていうより、ずぶといっていうのかしら。それとも鈍いとか、踏んでも壊れないとかがいいわね」
マーク：「よおおっっし！　次の挑戦状に向けてトレーニングに行ってきます！！！」
アトランコ：「はいはいはい。死なない程度に行ってらっしゃい」


アトランコ：「やっと、マークが行ったわ〜。これで静かにお茶が飲めるわね。ルーンパニックの説明？　ええっとね」

ルーンパニックとは、複数のプレイヤーの家に多数のルーンが設置され、それを探してリコールするゲームです。 アタリのルーンなら、次の家へ進め、ハズレのルーンなら、前の家へ戻されます。そうしてゴールまで飛べた人には景品が配られます。

アトランコ：「こんな感じかしら。結構燃えちゃいそうでしょ。アタシもビビッときてるから、きっと参加したらなにかが起こるのと思うの。だから、 『LBRチャンネル』には次の開催をとぉっても期待しなきゃね〜。ウフフフ」

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