マーク：「モーリスさんっっっ！　待ってましたよ！！！」
モーリス：「いま戻りました。いったいどうしたんですか？」
マーク：「見てください！　“挑戦状”というのがBNNステーションに」
モーリス：「むむ。最近私に勝負をいどんでくる人が多いですね」
マーク：「謎解きの依頼も増えていますからねー。いやー頼られるのはいいことですよ！　ワタクシもさいきんよく取材を頼まれまして。特にモンスターが攻めてきている街が多いんですけどねー」
モーリス：「そういえばこの前、サラさんがフェルッカへ取材に行ってほしいと言っていましたよね」
マーク：「そうなんですよ！　4箇所ほど行かないといけなくなってしまいました。それぞれが離れていますけど、風景でも楽しみながら移動するつもりですよ！」
モーリス：「いつもと違うものが見えるかもしれないですからね。ところで、“挑戦状”の内容は？」
マーク：「そうでしたそうでした！！！　スクリーンショットもあるんですが」
モーリス：「差出人が書いてありますね。ええと、『Yamatoシャード　LBRチャンネル』とあります。中を見ましょう」





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
モーリス：「むむ……」
マーク：「ど、どうかしましたか！　まさか知ってるやつだとか！？」
モーリス：「いえ、そうじゃないんですが」
マーク：「ほんとうですか？　不安な表情だったので、てっきり何かあるのかと。ハハハー」
モーリス：「私にはなにもないんですが、マーク君が名指しされていたので」
マーク：「ワタクシですか！　いやーーー、ほんの少しだけ飛ばして読んでいたみたいです。気付きませんでした」
モーリス：「“特に”って表現されてるくらいなので、相手も自信があるんじゃないでしょうか」
マーク：「このマーク・エヴァンス、モーリスさんには及びませんが、謎解きは得意なほうです！」
モーリス：「もし、わからない時はコミュニケーションクリスタルで呼んでもらえれば行きますので。とりあえず……そうですね、手に持っている そのブロードソードと盾は置いてペンとノートを持っていったほうが、謎解きには適しているかと思います」
マーク：「ふむふむ、手がかりは常にメモをすることが必要ですしね！　ですが、危険と隣りあわせですから、護身用にメグさんのハンマーとサラさんのポーションを借りていきます」
モーリス：「それもいいですね。用意は万全であるべきです。ノートは私のをお貸しします」
マーク：「ありがとうございますっっっ！！！　これで何がきても怖くないですよ」
モーリス：「サラさんのポーションサンプルは、確かこのコンテナの中ですね。メグさんのハンマーは、帰ってきてから聞きましょうか」
マーク：「おおっ、これですね！　ヒールポーションがありましたーーー！！！」
モーリス：「では必要なぶんリストアップしてください。サラさんにあとで伝えないと」
マーク：「少し茶色くなってピカピカしてますけど、ふるいやつなんでしょうか」
モーリス：「ちょっと待ってください。マーク君」
マーク：「ためしに飲んでみます！！！」
モーリス：「マーク君！　それは」

*ぐびっ*



サラ：「あら、モーリス。戻ってたのね」
モーリス：「ブリ☆ウオのことで呼ばれていました」
サラ：「今週はなにかしら。BNNステーションに帰るとき、なんだか疲れがとれてすごくやる気がでてきたのよ。忙しかったら私が紹介するわ！」
モーリス：「いえ、もう終わったんですが……」
サラ：「どうしたの？　……あーーーーーっ！　ここに閉まっておいたダークグロウポイズンだれか持って行ったのかしら」
モーリス：「ベランダでマーク君が倒れてますよ」

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