メグ：「こんにちはー、メグ・ハマーです！」
サラ：「皆さん、お久しぶりです。サラ・マクラッケンです」
メグ：「サラさん、最近怪しい人がうろうろしてるの知ってますか？」
サラ：「怪しい人ってなに？」
メグ：「ほら、BNNステーションのまわりとか、銀行とか人気のないところとかで見かけるじゃないですか！」
サラ：「人気のないところにくるのは分かるけど、街中の目立つところで怪しい人ってありえない気がするわよ」
メグ：「でもでも！　とにかく怪しいんですよ！」
サラ：「メグ、だいぶ前もうたぐり深くなってたときがあったけど、ちゃんと根拠があるなら説明しなさい」
メグ：「最近のはちゃんと理由がつくんですよ。前は……たしかに何も考えないで言ったかもしれないですけど」
サラ：「それでどういうところが怪しいの？」
メグ：「ずばり、共通してるのは“挙動不審”なんですよ！」
サラ：「それは怪しいけど、もっと詳しく教えてくれない？　それだけじゃちょっと……」
メグ：「きょろきょろしてどこかへ行く人が多いんです。ほんっとーによく見かけるんです」
サラ：「同じ人がきょろきょろしてるの？　どんな人かしら」
メグ：「そうですね、だいたい私と年が一緒な感じの人たちが多いですね。あとはもっと年代が上の男性です」
サラ：「うーん、こういうのってモーリスに言ったほうがいいのかしら」
メグ：「いつも見るパターンって、最初に言った若い人がとおり過ぎて、次に似たようなルートを男性がとおり過ぎてるんです」
サラ：「さっき年代が上の人って言ってたけどどれくらい？」
メグ：「印象的にそう見えたのでちょっと分からないです。あ、でもこの人たちを組み合わせると親子くらいの差って感じですね！」
サラ：「それ、本当に親子なんじゃないの？」
メグ：「むずかしいですね」
サラ：「仮に親子だったとしても、理由がわからないし……ほかに情報はないの？」
メグ：「タウンクライヤーの人たちもニュース流してなかったですよ。おしゃべりはしてましたけど。『カップルをさいきんよく見かけてて、何か流行ってるの？』って」
サラ：「それよ！　それ！　それはおおいに関係ありそう！」
メグ：「ちょ、ちょっと、サラさん！　いきなり大きな声ださないでください」



サラ：「だからきっとつながってるのよ！　きっと最初にとおり過ぎた人は娘か息子かなにかで、お父さんがきっと相手のことを気に入らなくて、あとをつけて現場をつきとめて、きっと『こんなやつとつきあっちゃいかん！』とか言っててそれで」
メグ：「それって流行るもんなんですか……？」
サラ：「流行ってわからないじゃない」
メグ：「そうかもしれませんけど。ちょっとサラさんうたがい過ぎな気もします」
サラ：「ううん、絶対そのパターンだってば」
メグ：「それってどこから説明がつくんですか？　ちょっとそれだけじゃ詳しくわからないんですけど」
サラ：「カンに決まってるじゃない」
メグ：「ええっと、さっきサラさん私に『うたぐり深い』とか『根拠があるなら説明しろ』って言ってたような」
サラ：「そうだったかしら」
メグ：「……」
サラ：「じゃ、メグはそれについて調べてきてね！　待ってるから」
メグ：「ちょっとそれサラさんが個人的に知りたいだけじゃ……いいですよー！　行ってきますってばあ！」

*スタタタタ* *バタン！*

サラ：「ふぅ、急に大変な状況になっちゃったわ。あとはモーリスにも頼まなきゃ。あ、今週のブリ☆ウオはメグが緊急取材に行ってしまったのでこれでおしまいです。それでは皆さん、また来週お会いしましょう！」　*smile*

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