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少し前

投稿日:2008年6月26日
new!

少し前の話になるのだが……

「我が主よ!」 美しくも落ち着いた女性の声が、その主に向けられた。

「どうか、その情報を探し出すよう、私めに御命令ください。」

言い終わり彼女が頭を上げると、長く深い赤毛が彼女の美しい顔に沿って流れた。

強大な闇が ― それが彼女の主なのだが ― 承知したことを示すように頷いた。

「これで最後か、6とはまたいい数字なことよ。」 主が考える中、彼女は他の者たちから離れ、前に進んだ。その者たちは彼女とよく似ていた ― そして違っていた。彼女は選ばれた他の5人に加わった。

「支度を済ませなさい、彼はすぐに到着するでしょう。面会の時間はすぐよ。」 大いなる主は満足の笑みを浮かべ、皆に伝えた。

皆はその言葉にあわせ、行動を開始する ― 「6」(ザ・シックス)を守るために。




「ヴァルヴァカ(Valvakka)、お前はなぜ笑っているの?」 女性は彼女の供に問うた。

「なぜなら、カエルディア(Kaeldia)、」 歯が見えるほどその笑いを膨らませながら、彼は続ける。「最も誇り高き我が使命のゆえに。ヒューマンに隷属する弱きものどもを破滅させるのだから。」

彼は手を静かに、しかし力強く握り締めた。続ける言葉は囁く様に消えていく。「弱き……偽りの……」

「であれば、わたしが先に行く方がよくはないか?」 ヴァルヴァカの渇望を熱く見守るカエルディアを遮る声がした。彼女は、新しい供である彼が魔力をほとばしらせ、視界の隅にほのかな真紅のオーラが瞬くのを見た。

「ミキオン(Myxkion)、お主は一番の若輩でありながら、年長の誇り高き特権を奪うというのかね?」 更に違う声、影が囁くような、真の闇に閉ざされた夜だけ風が運び耳に届く、あの空恐ろしい響きを持つ声が聞こえた。

ミキオンは落ち着いて微笑むと応えた。「おお、リヴァタク(Rivatach)ではないか? ヴァエクトル(Vaector)もクリサン(Krysan)もあなたより古いものであろう……。古きものの特権というからには……。」

「静かに! 主が帰還される。」 ヴァエクトルが硬い声で命じた。入室とともにうち静かに消えいく会話さえ無視し、主が到着した。

「汝ら6人は我らのうち最初に、故郷に辿り着くものだ。」 前置き無く彼の話は始まった。全ての目は主を注視している。

「ただの楽しい里帰りではないことは承知しているとは思うがな。それぞれに使命がある。速やかに遂行せよ。汝らの時間、つまり我らの時間は短い。これも承知の上かとは思うのだが。」 彼は話を終えると、外套をまとった姿へと目をやった。

フードをかぶったその者が手を ― もしそれが手と呼べるのならだが ― あわせると、渦巻く魔力の奔流が引き裂かれた。たちまち光と闇が渦巻き、引き伸ばされながら部屋と部屋にいた存在全てを分かち、影はその姿を現した。

大いなる主の眼が初めて明らかとなり、深い青と紫の眼が瞬いた。力は虚無から生み出されたものであった。彼は外套を被ったかの人物が、そのフードを脱ぐのを見た。「それ」は一声彼に叫んだ。その声は世界の混沌に満ち溢れており、彼は思い出した。ゲートはまもなく開き、時間と空間を捻じ曲げ、露(あらわ)となる力に狂喜することだろう。彼も彼が戻ろうとする世界の広大な海のごとき己の力を与え、手助けをした。

力がその二つの物体の間ではじけた。衝撃波の強さは屈強な「6」のメンバーでさえ身構えるほどであった。

力が安定すると、視界が開けた。そのポータルは「6」の主と名前の無い影のようなそれの力が組み合わさり造られた。

「それぞれ異なる時と場所に辿り着くやもしれぬ。行け、選ばれしものよ。」

一つずつ、戦いを求める存在が門をくぐりぬけ、二つの世界をまたいでいく。ミキオンが先頭に立った。


その少し後の話である……

「6」の大いなる主は来るべき計画をしばし熟考していた。彼は力尽きていた。今しばしのことではあるが。二つの世界にまたがる門の構築には、とてつもない力を必要とするのだ。「闇」は、来たときと同じくすぐに姿を消した。それは大いなる主にとって分かっていたことだ。彼は3つの大いなる影の敗北すら、あらかじめ計画していたのだから。

すると……ほんの瞬間、銀色の輝きが、一瞬ではあるが瞬いたのだ。主はそれを視界の隅でしか見ることが出来なかった。魔力の輝きとは思えなかった。「もちろん。」 彼は微笑んだ。「ブラクシオン(Braxyion)。お前は知ったのだな。それは彼らもまた知ったことを意味する。」 彼は一人ごちた。

「予定通りだ。」

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