おしらせ ビギナーズガイド ゲーム紹介 UOエンタメ UO広場 MyUO UOストア サポート
お知らせ
キャンペーン情報
アップデート
チームコメント
メンテナンス情報
シャードを選ぶ
キャラクターを作る
基本操作と画面の見方
スタートの町
戦闘
武器・防具・保険
ペット
未知なる冒険の世界へ
ダンジョン
評判と称号
ショッピング
さまざまなUOライフ
ヤングプレイヤー
トライアルアカウント
トライアルが終わったら
世界観
基本操作
キャラクター
スキル紹介
戦闘
生産
クエスト
取引
ペットと雇用NPC
家
地図
各種ゲームガイド
シリーズ博物館
エッセイ
動画コンテンツ
受賞・アワード暦
イベント情報
BNN
コミュニティイベント
ファンサイトリンク
ファン活動のガイドライン
アカウントサポート
テクニカルサポート
ゲームマスター
イベント関連
Q&A
お問い合せ
UO広場
TOP  > UO広場
ローカルニュース

和解

投稿日:2007年12月12日

「良いな。すぐに私の言葉をブリテインに伝えよ!行け!」
「お前とお前、あと何人かを連れて門の前でヤツらをたたっ斬ってやれ、いいな!」


「時間がありません、急いでこのペイントを!」
「ヴェク(Vek the Chief of Savage)殿が私達に力を貸してくれています!勇気を出すのです!」

「いざ、デルシアへ!なんとしても守り通すのです!!」


「サベージが邪魔してるなんて、一体どういうこと?」
「#%$&※ug!」
「ったく、しょうがないわねぇ。お前達もどんどん行けって言うのよ!」
「※%&$#%uga!」
「口答えする気!このヴェネッサ(Venessa the General)様に口答えするとただじゃおかないよ!」


デルシア東門前ではすでにオークとサベージ族が戦っていた。
新しく築かれた防壁を壊さんとところ構わず爆弾を投げつけるオークに、リッジバックに乗り槍を構えたサベージ族の戦士達が次々と挑んでいた。
それはかつてのオークとサベージの争いを思い起こさせるほどに激しい戦いだった。

エレイン(Elaine Bayfery the Royal Advisor)と冒険者たちが落とし戸を上げ戦場に打って出たのと同時に、目の前でサベージ族の戦士がオークの斧を受けて倒れた。
倒れた戦士はその視界に冒険者たちを捕らえるとその顔に笑みを浮かべた、ように見えたがすぐに息絶え動かなくなった。

「一匹たりともデルシアに入れてはなりません!」
エレインの号令と共に冒険者とオークとの戦いが始まった。
すでにサベージたちによって多く倒されていたおかげか、程なくして門の前のオークはあらかた片付いたようだった。


「あらあら、とんだザマね。まさかサベージと手を組むなんて思いもよらなかったわ」
エレインと冒険者達が一息ついたそのとき、奇妙な仮面をかぶった者がその体に似つかわしくない大斧を軽々と手に持ち、ゆっくりとした足取りでエレインたちに近づいた。

「アンタがブリテインの執政ってワケ?邪魔すんのもいい加減にしときな。アタシがデルシアを手に入れてオズボーン様にお捧げすんだからさ」
仮面の向こうからは十分すぎるほどの腐臭が漂っていた。

「どうやら貴方がこのオークたちを率いていたようね。……デルシアは絶対に渡しません」
「ハン。いっときな。このお嬢ちゃんは痛い目見なきゃわかんないんだったらそうしてやるよ。 おい、お前達!いつまで隠れてんだ!さっさとこいつらを始末しな!」

言うや否や、周囲に潜み血に飢えていたオークと冒険者の戦いが再び始まった。


「ふん、そんな細っこい剣でやるじゃないか。でもこれまでだね」
大斧を受け流すエレインのクリスを真っ向から打ち据えて、ヴェネッサは二撃目を繰り出そうと斧を高く振り上げた。
「くっ、避けきれ……」

「させん!!」
キィンと硬い音がしてヴェネッサの斧はエレインの左側で空を切った。なにかが斧の側面に当たり、軌道をそらしたのだ。

「エレイン殿、ご無事ですかな!」
そこには先ほどの戦士達と同じようにリッジバックに乗り、ボーンハーベスターを構えたサベージ族が居た。

「ヴェク殿!」
「挨拶は無用、オーク共々こやつを葬ってやりましょうぞ!」
「ええ!」

それからエレインが冒険者たちの歓声を聞くまで、そう長くはかからなかった。


「ヴェク殿、さあお入りください」
「いや、だが私は……」
「いまや貴方を敵と思う者はここにはおりません。みんな、そうでしょう?」

再び上がった歓声が、エレインの言う通りだ、とヴェクに告げていた。
ブリタニアの民はこんなにも暖かかったのか。
ヴェクは自らの愚行を思い起こすと共に頭を振り、毅然として言った。

「これは命を助けられた借りを返したまでのこと。これで我らの間に貸し借りは無しにしていただきたい」
「そんな貸し借りなんて……」
「エレイン殿の言った『不可侵』ということだ。そういうことであろう?」

そうだった。サベージ族は本当に誇り高き一族だ。
エレインはうなづき、ヴェクの目をまっすぐ見て言った。

「ええ、その通りです。でも……」
「でも?」
「今日だけ、今日だけは祝杯を共に挙げていただくわけにはいかないのでしょうか。明日からは不可侵だとしても、今日は戦友のはずです」

冒険者たちの上げる三度目の歓声にはヴェクも心を緩めずにはおられなかった。

「よぉし、今度は私達が反撃する番よ!みんな、かんぱーーい!!」
その夜、ヴェクが飲んだ酒はいつもと違った美味しさがあった。
族長として張り詰めていた肩の力が一瞬とはいえ、抜けたせいなのかもしれない。
ページのトップへ
©2012 Electronic Arts Inc., Electronic Arts, EA, Ultima, Ultima Online, and the UO logo are trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in the US, and /or other countries. All rights reserved. Get macromedia FLASH PLAYER
お客様の個人情報の取扱いに関して
EAサービス規約
会社情報
このサイトに関して