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鹿苑館の変

投稿日:2005年6月26日

Ihara Soko, the Imperial Minister of trade
全シャード
私は今日も徳之秘宝を冒険者達から受け取っていた。
一日中交換をしているのはなかなかに骨の折れる仕事だ。
ちょっとお茶でも飲んで一息入れようと、階下に降りようとしていたその時だった。

突然玄関があわただしくなり、悲鳴が聞こえた。
階段の上から下を除くとそこにはおびただしい数のRoninと斧を構えた無法者が押し寄せていた。

禅都で随一の壮麗さを誇る鹿苑館は無法者達の手によって火を放たれ、いたるところを無法者が破壊していった。
赤いローブのフードを目深に被った妖術師の魔法、それにもう一人の赤いローブを着た男の剣。
そう、それはまるで穏やかな春の日のような禅都に訪れた雷雨だった。

そして私達は無法者達に捕われた。
その指先からほとばしる雷槌を飛ばしていた妖術師が私の前に来て言った。

「刃はどこだ?」

意外にもその声は女のようだった。

「刃?刃ならお主達が腐るほど持っているではないか。私の知るところではない。」

「白を切るつもりか?いい事は無いぞ」

そういうとその妖術師は隣にいるローブの男に目配せをした。
その男は何のためらいも無く、剣を一閃した。
そこに転がったのは私達の内の一人の首だった。

「なにをする!」

「見ての通り。言わないのならもっと死ぬことになる。」

「く・・・」

私はその男を見た。
男は目が虚ろ、そう、心がここに無い傀儡のようだった。
その妖術師が命令を下したのなら何のためらいも無くまた人を切るだろう。

「・・・わかった。その刃はあの中にある・・・。」

私は櫃の中からこの世で切れないものは無いとされてきたその刃のかけらを妖術師に渡した。

「素直なのが一番ね。」

そういうとその妖術師とは赤いローブを翻し、同じ血の色をしたローブを着た男と去っていった。
幾人かの無法者達もその後について行った。

残った無法者は・・・これ以上漁るものがないか品定めをしていた。
禅都に咲き誇った鹿苑館という花は完全に散ろうとしていた。

そこへ、来たのはエレインという女性だった。
たくさんの冒険者を引き連れ、鹿苑館に残る害虫をすべて取り払ってくれたのだ。

私は守らなければならないものがあった為その場を離れることは出来なかったが、階下にいる細工師がブリタニアから来たという彼らは無法者達を追いかけてくれるということを教えてくれた。


それからしばらくして、無法者達が殲滅された事が伝えられた。
宝もほぼ全てがまた鹿苑館に戻された。
だがしかし・・・。あの刃だけは戻ってこないのだ。

不安という名の黒雲は未だ私の心の中に残っている。

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