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倒れ行く同志

投稿日:2001年5月25日


全シャード
Gebrekのハンティングパーティーは、太陽が空に高く届くほどの時刻まで、森の中をさまよっていた。野営地に戻ったとき、その視界に入った光景に、彼は唖然として膝を落としてしまった。野営地には鮮血が飛散し、胸に突き刺さった長い槍を両手でつかんだ死体を含め、20体以上もの同志の生々しい姿が横たわっていたのだ。そんな中でもテント類はキャンプファイアーと同様に無傷のようだ。彼は膝を落としたまま、これほどのオーク戦士の群れを一瞬にして倒すことができるのは、一体何者なのだろうかといぶかった。背後のパーティーが互いに唸るようなトーンで会話を始めると、Gebrekはこの状況下で自分が唯一の新しいリーダーのポジションにいることに気付いた。振り向くと、喉頭音に近い命令をパーティーへ向けて発した。

パーティーは野営キャンプ全体に散開すると、Gebrekが具合の悪そうなため息をついた。オーク族は年齢に関係なく常にパワーを持つ者への服従を誓うことは分かっているが、それでもGebrekは神経質になっているようだった。年上のパワーリーダーからの訓練もないままリーダーの一員となってから、まだそれほど太陽が空に昇っていないのだ。そして、彼が魔法を使える優れたオークとして仲間から十分に認められるためには、いくつもの季節を越えていなければならないはずだ。言ってみれば修行中の身、それにも関わらずパワーリーダーとしてパーティーの最高責任者となってしまったのである。

何故こんなことになってしまったのだろう?以前にも増して年端の行かない若いオークが、戦士や魔法使いの称号を持つようになっている。若者達を駆り出さねばならないほど、そして若者達を使ってまで守らねばならないほど、我々オーク族は危機に瀕しているのだろうか?そして彼は、魔法を使うオークが戦士のヘルメットを前に、何らかのパワーを封じ込めている光景を思い出した。Gebrekは未だかつて、オークメイジがオーク戦士のために魔法を使うことなど見たことがなかった。そして、戦士達もその魔法の使い方についても聞くことはない。彼らは基本的に誇りが高く、互いを必要ともしていなかったのだ。

彼のパーティーの半分のオーク達は、戦士と呼ぶには若すぎ、そして要塞から離れる年齢でもなかった。経験の少なさから戦闘に恐怖を覚えるなどもってのほかだ。戦いから逃げるオークなど聞いたこともない。もちろん、そのことで彼らを責めるつもりはない。振り返ると、怯えた目つきの若いオークロード達がいた。彼らは野営キャンプで横たわる仲間も装備していたはずの、パワーを封じ込めた新品のヘルメットをかぶっていた。恐らく、ロード達を倒した者は、容易にその新しいヘルメットを入手したに違いない。

Gebrekは何か使えるものがないか、キャンプ周辺の死体の間を歩き回り調査を続けた。どうかこれらの死体が若いオーク達の恐怖を煽らないように祈りながら…。やがて…キャンプファイヤーの周りには物資の山が築かれていった。Gebrekは物資のことではなく、すでに次の思考に移っていた。ロードの集団を一掃した奴らにしてみれば、自分の率いている若いパーティーなど容易に撃退できる考えるだろう。攻撃は始まれば、若いロード達に勝ち目はない…。

若いオークがGebrekに近づくと、おもむろにオークの顔に似たものを差し出した。Gebrekは振り向くと、興味深げに首をかしげた。周りを見回しても、顔を失ったオークの死体はない。気の進まないまま、震える手でその顔に似た何かを受け取ると同時に、思わず「それ」を地面に落としてしまった。それは顔ではなかった、そしてパワーを帯びていたのだ。オークにこんなことをする力はないはずだ…。

彼は再び野営キャンプを見渡した。最強のオーク戦士達はもがくこともできず、すでに息絶えている。神秘の力を秘めた仮面、姿を見せぬ殺戮者達、Gebrekは心底恐怖を感じていた。何かが確実にオーク族を破滅の道へ向かわせている…。しかも、その時は刻々と近づいている…。
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