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イルシェナー伝:パート I

投稿日:2001年3月20日

ジャーノ・ミリク
全シャード



モンデイン(Mondain)は1000年に渡って不死の珠玉(Gem of Immortality)を支配し、ソーサリア(Sosaria)を思いのままに操ってきた。この支配は、遙か彼方よりやってきた見知らぬ男によってモンデインが打ち倒され、不死の珠玉が粉々にうち砕かれたことで幕を閉じた。これはこの世界に住む我々にとっては暗黒期が終結した最初の時代であったのだが、イルシェナー(Ilshenar)では事は終わっていなかった...。その話を進める前に、まずは我々が知る限りのシャード(shard)とファセット(facet)について話しておかねばならないだろう。

不死の珠玉が粉々にうち砕かれたとき、それぞれの破片(=シャード)が誕生し、その一つ一つにソーサリアが存在することとなった。我々の知る限り、それぞれのシャードには固有の歴史があり、異なる人々が生活している。近年では、それぞれのシャードの中に、独自の歴史と人々を持つ別の面(=ファセット)が発見されている。この無限の可能性、無限に続くものは多くの人々を混乱させることだろう。今自分たちがいる層の下にもさらに別の層があるのだろうか? その層のさらに下の層に行くことができるのか?……この話は哲学者たちに任せるとしよう。

現在我々が知っている世界には、旧来からあるファセットのフェルッカと、新しいファセットのトランメルが存在する。ここで1つ考えておかねばならないことは、ミナックス(Minax)もまた、別のファセットから到来したということだ。奴が元来住処としていた世界のことは殆ど知られていないが、ここで少し脇道に逸れるとしよう。トランメルは、ロード・ブリティッシュ(Lord British)とニスタル(Nystul)がそのための魔法を使うまでは存在しなかったはずである。この魔法がどのように作用したかというのは、私の貧弱な知識を遙かに凌駕しているが、ロード・ブリティッシュとニスタルの徳の力が作用している事は間違いないだろう。

では、イルシェナー(Ilshenar)とは最近発見された新しいファセットなのだろうか? この地を最初に訪れた勇気ある人物が、地図といくつかの文献を携えて帰還している。連日してさらなる情報が我々の元に寄せられ、この神秘なる新たな土地の謎は徐々に解かれようとしている。私は寄せ集めた文書類を纏め、イルシェナーの歴史を追いかけようとした。そう、モンデインの支配が終わってから、つい近年までの間に何が起こったのか。イルシェナーの民は、一度に二つの言語を話すことがたびたびあるため、この作業は困難を極めた。学者に拠れば、第一言語は我々がよく知り、使用している言語と共通しているもので、第二言語はまったく異なるものだという。第二言語の中には、我々が魔法を詠唱するときに用いる力の言葉(words of power)に酷似したものが多く含まれている。簡単な例を、ウィスプ(Wisp)の文献の中で見つけることができた。彼らの言語では、Wispの表現に用いられる言葉は "Orlor"。これは我々の世界の "Ort Lor"にもよく似ていて、 "魔法の光"(Magic Light)と翻訳することができる。実際、魔法や神秘的学問で用いられる言語の大部分は、それぞれ微妙に異なる方言で用いられることが多い。力の言葉の起源に関する議論は、これまでにも長い間行われてきているが、イルシェナーにはその答えを導く何かが見つかるのかも知れない。もしかすると、イルシェナーの人々は我々よりも多くの魔法を知っているのかもしれない。そう考えるようになったが、ここで話を戻して、先に進めるとしよう。

粉砕

モンデインの支配期に立ち戻ってみるとしよう。彼は、その見知らぬ男によって最期の時を迎えるまでは、誰の手も及ぶことのないソーサリアの支配者だった。この話は小さな子供たちでさえ知っているもので、且つこの時代から、つい最近の混乱期を越え、発見と学識、そして平和の現在に至るまでがよく知られている。しかし、イルシェナーは我々のこの幸せな運命を共有することはなかった。モンデインが打ち倒された日は「粉砕(Shattering)」として知られている。『〜それは死と災害により汚された日なのだ。その日、全てが正しい方向に進まず、全てが破滅していた。世界の全てが変わってしまった。』これはイルシェナーで発見された文献 "残されしもの"(All That Remains) の中の一節である。この時点では、私はまだこの話が事実であるのか、それとも創作されたものであるのかは自信が持てない。しかし、次の箇所から何が起こったのかが非常によくわかる。私がまだ発見していない何かが伝わってくるようである。
『世界は堕ちた。そこに至る断絶と破壊は復元されたが、それは異質な世界。一歩たりとも歩んではいないが、それはかつて私が存在した場所とは異なっている。世界は運命に飲み込まれ、再び吐き出されたとき…混迷と破壊と変化が起きた。私たちは自らの大地を彷徨うこととなった。』
これはつまり、彼らの世界は我々の世界とは全く異なるものに様相を変えてしまったということを意味しているようだ。今なお生き延びている人々は恐怖に戦いているということが想像できよう。この最初の日以来、物語は次々と展開していった。私はこの歩みを、最初の冒険隊が持ち帰った古文書の中に見つけだすことができた。
『全てはっきりした。"Anorlor" がこの堕落した世界を清め、モンデインは打ち倒された。"Mistas" は復元された。』
前述したように、"Orlor" はウィスプを示す言葉だ。この点から、"Anorlor" はダーク・ウィスプ(Dark Wisps)を指すものではないかと推測される。しばしば登場する "Mistas" は、調和を示す単語であると思われる。恐らくこの文書の筆者は、ダークウィスプが原因だとしているのだろう。ひょっとすると、彼らはアルマゲドン(Armageddon)の魔法を詠唱したのかもしれない。ちょうど遙か彼方にゾグ(Zog)がそうしたように。この考えは、最後まで私の頭から離れることはなかった。ここでフォロワーズ・オブ・アルマゲドン(Followers of the Armageddon = FoA)と、彼らのオブシディアン・ウィスプ(Obsidian Wisps)に頭を戻してみるとしよう。

その他の著書:
『全ては無のために。モンデインは"Anilem"なり』

この著書では "Anilem" とは何であったかということについて説明されている。最も有力な解釈では、これは "破壊した者" を示すとされている。この筆者が世界の破滅の原因はモンデインであると考えたのであれば理に適っているだろう。彼がねじ曲がった人物だったとすれば。

最後の引用は世界の北西部での大きな神殿で発見された本からのものである。この神殿は "Terort Skitas" として知られている。直訳すれば、"知の聖堂"(Temple of Knowledge)である。次の一行は、我々の歴史と非常に近いものを示しているように訳すことができる。

『Avenlem est Anilem. Mondain est korp-kat. Sosaria est bal-kans』

翻訳: 『失われし者は破壊者。モンデインは死を迎え、ソーサリアは焼き尽くされる。』

これを解読するのは容易なことではない。"失われし者" は、文字通りには "発見できない者" となり、この筆者が、見知らぬ男がモンデインを打ち倒し、世界を破壊することになったという伝承を意図しているのではないかと推測できる。解釈次第になるところではあるが。

全ての説から、イルシェナーはモンデイン陥落前後で想像を絶するほどに変化してしまったと言うことができる。


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