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ローカルニュース

市長“たち”のその後

投稿日:2004年11月24日


全日本シャード


石造りの狭い部屋に、七人のそっくりな男が集まっていた。

『ふむ、それでは諸君らも食料を取り返すことが出来たと』

その内の一人が唸るように呟いた。

『お聞きになりましたかな? 我が市民達の果敢な戦い振りを ! 一番に食料を回収出来たのは、言わずと知れた我がシャードですよ』

『ふふん、戦いだけが全てではありませんよ。あのニンジャの必要とする道具を探し出した時の手際といったら、もう舌を巻く素早さでした ! あの時は、私のシャードが最も早く見つけ出したと聞いていますがね、オフィスの掲示板にも記録が残っているはずですよ』

『待った待った、お待ちください。 そもそもどこのシャードが一番多く食料を集めたか、それをお忘れではありませんか? この点に思いを致せば、どのシャードの民が最もまとまって動いていたかは自ずと明らかでしょうな !』

その呟きに応えるようにして三人の男が次々と口を開く。

『結局、最も結束力のあるシャードは私のシャードということになるでしょう、我がシャードの市民達が積み上げたマフィンの山を見てもらえれば、諸君にもすぐに理解してもらえるものと思うが』

『そ、それはいささか乱暴な結論ではないかね』

『全くその通りですよ、それに・・・』

机を囲んだ男達は身を乗り出すようにして激論を交わしている。
一晩が明け、二晩が明けても、議論に決着がつく様子は見られなかった。




『ふう〜、どうやら意見も出尽くしたようですね』

七人の中の一人が一座に視線を配りつつ言った。

『それでは、この話し合いで決まったことを読み上げますよ』

ひとつ、自らの糧を差し出す献身的なこころ
ひとつ、隠されたものを見抜く観察力、洞察力
ひとつ、味方を守り敵を打ち倒す勇敢さ


『・・・以上の三点を考慮して、最も強い結束力を見せたシャードの市民達に記念品を贈る、ということでよろしいかな。賛成の場合は右の皿に、反対の場合は左の皿に、それぞれマフィンを置くように』

ひとつ、またひとつと右の皿には色とりどりのマフィンが七つ、積み上げられた。

『結果が出たらすぐに、各自タウンクライアー協会を通じて市民に伝えるとしよう』

やや疲れた表情で、七人は同時に頷いた。

『それはそうと集まった食料はどうするのだね?』

『当初の予定では街の衛兵達の蓄えに使ってもらう、ということでしたな』

『しかし・・・私は今度のことで考えましたよ、この街を守るために最も頼りになるもの、それはやはり市民諸君をおいて他にないのではないかと』

『偶然ですな、私も同じことを考えていましたよ』

『彼らに集めてもらった食料ですが、オーク達に立ち向かう力をつけてもらうためにも、広く一般に向けて開放していくということでどうかね』

『エェ〜クセレント !』

異口同音に叫ぶと彼らは一斉に席を立った。

……同じ頃とある過酷なシャードでは、この七人とそっくりな男が似たような内容を独り呟いていた。

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