Scotia, Britain Towncrier
全シャード
こんにちは、TowncrierのScotiaです。
今、ブリタニアで最も注目されていることと言えば・・・
そう、先日オークに奪われた食料の行方です。
これに対し、市民と市長が一体となりオークから食料奪還を目指す動きがあるようです。今回はその様子を、これまでの経過を交えてお伝えしたいと思います。

食料が運び込まれた可能性が最も高いと言われているのが、ユーの街の南東にあるその名もOrc Strongholdと呼ばれる洞窟です。



ユーの街はここしばらく前にオークの襲撃を受け、半ば彼らの占領状態となっています。 街に程近いこのオークの巣くう洞窟がオーク達の活動の重要なポイントとなっているのは間違いないでしょう。

ただし、この洞窟は最近になって入り口が封鎖されているのが確認されており、通常の方法では進入が出来ません。



一方、このオーク達の根城に踏み込むために市役所からは、とあるニンジャに協力が要請されました。
この人物、協力をする代わりに愛用の道具を見つけ出してくる、という条件を持ち出してきたと言われております。 既にその道具は全てのシャードで市民によって発見されており、道具を携えたニンジャは洞窟に進入するための足掛かりを作りに取り掛かっているとのこと。 一刻も早い、進入経路の確保をお願いしたいですね。
また各市役所に取材を行ったところ、報告を受けた時間に若干の差が見受けられるようです。




大まかな順番をお伝えすると・・・

三つの道具を発見するのが最も早かったと言われているのが、Sakuraシャード。 他のシャードを大きく引き離して最も早い段階で発見報告が得られたようです。
続いてAsukaシャード。こちらは食材も一、二を争う量が集まったと言われており、市民の団結力の高さが伺えます。
ついでWakoku、Mizuho、Hokuto、Izumo、Yamatoの順に発見された、というのが私の取材の結果得られた情報です。



オークの襲撃という思わぬアクシデントに見舞われた市長の計画。
奇しくも彼の言葉通り、各シャードの市民の力が試される展開となってきています。
果たして最も強い団結力、行動力を示すのはどこのシャードなのか。
そして、奪われた食料は取り戻すことが出来るのか。
今後も事件の推移から目が離せません。



…そして同じ頃、とある過酷なシャードではある女性が机に向かい、忙しなくペンを走らせていた。

「はあ、全く市長の気まぐれには困ったものだわ。」

誰にということもなく独り呟く。

「いきなりどうしたっていうのかしら。そりゃ、リポートの重要性は認めるわよ。でも、提出期限はまだ先だったじゃない？」

「オークはいるわ、それに盗賊に殺人者がうろついてるかもしれないわ、なんて洞窟の取材にはそれなりの準備ってものが必要なんだわ。」

「昨日まではニコニコしてたのに、今すぐリポートを発表したまえ、すぐだ、緊急だ、大至急だーって」

手を止め、おどけたしかめ顔をして空いた片手を振り回す。

「一体どうしたっていうのかしら。ま、天才リポーターの私にかかれば・・・
Scotia, Britain Towncrier っと。これでよし、エェクセレント、よね？」

彼女は端にいびつな署名をすると、書類を手に取った。

こんにちは、TowncrierのScotiaです。
今、ブリタニアで最も注目されていることと言えば・・・
そう、先日オークに奪われた食料の行方です―――