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ローカルニュース

長(おさ) 〜強権発令〜

投稿日:2004年10月22日

Vern
Yamato
〜長の執務室〜

すがすがしい朝だ、パンとミルク(最近値上がりしているが)そして少しのベーコンがあればそれだけで十分満足できる、本来ならゆったりと朝食を済まして・・・・。
しかし長の補佐役であるバーン(Vern)は焦っていた。なぜ朝っぱらから焦る必要があるのかって?
「二週間後ですよ二週間後・・・二ヶ月先の出来事が後二週間・・・・」
自分に言い聞かせるようにつぶやく。
「そうだ、来月の初めには投票日の看板を立てる予定でいたし、選挙に必要な羊皮紙やペンやインク、人手やそのほかだって・・・・」
「まにあうわけがない!!!」
彼はカーチス(Curtis)が留守なのを良いことに執務室の椅子にどかっと座ると恨めしそうに目の前の命令書を見つめる。カーチスの書いたその紙には本来二ヶ月間ある選挙期間が二週間後の投票になることが記されていた。
「つまりは準備はもっと早まるわけさ・・あわれなバーン」
と、独り言。
いや、その前に住民全員に選挙が早まる旨を伝えておかなければ・・・
ウィルヘルミナ(Whilhelmina)の噂好きな顔が瞬間浮かぶ
「彼女なら喜んで村中を回ってくれるのでは?」
が、次の瞬間にはかぶりを振る。
ダメだ!そもそも彼女に頼んではまともに伝わらない、やはり自分で動くしかない・・・・
バーンは弾みをつけて椅子から起き上がり羊皮紙をつかむと最初の仕事に取り掛かった。
そう!村中を回るのだ。




長たるカーチスが命ずる

長の選挙に関して最近の不穏な出来事を鑑み
不測の事態に対応すべく選挙期間を残り2週間
に短縮する。このことにより新体制を早期に固め
不穏な周辺地域に対し確実な対応をとるものとする

Curtis



〜農家の玄関〜

 すっかり日も暮れた夜、小さな農家の玄関先で話し声が聞こえてくる。
「まあ!後・・二週間ざます?まあまあ・・当日は何を着ていくかまだ考えてないのに、まあ!」
ウィルヘルミナはひとしきり文句をいうとバーンを解放してくれた。
ほっと胸をなでおろすと、暗い村の夜道を歩きながらブツブツとつぶやきながら今日を振り返る。
ほとんどは順調に行った、ナターシャ(Natasha)には日が高いうちに会ったし、レオン(Leon)には会えなかったが・・・ナターシャが伝えるだろう・・・。噂がヘンテコな形にならないように最後のほうに回したウィルヘルミナにも伝え終わった。
「あと・・・一人か・・」
そうとも、後一人、楽勝だ!さっさと済ませてエールで乾杯!
「・・・その一人が問題なのだ」
足を止めたバーンの視線の先にはいつのまにかボロボロのテントがある。
「来客中か?」バーンはテントから漏れてくる大きな話し声に一瞬そう思うが、実際にはキースの独り言であることをすぐに知ることになる。



〜キース(Keith) のテント〜

「ヒャハハハ」「どうだ!俺様の予言は!悪魔がちゃんと現れただろう?」「選挙ではぜーったいに勝つ!」「そもそもカーチスめ・・・」
キースはカーチスがいかに不正を行ってるか、自分こそ長にふさわしい力を持っているか矢継ぎ早に話しているが、うんざりだ・・・
「しかし、キース殿、選挙は予言の力ではなく村民の投票と功績で決まるでしょう」
「俺に村民の尊敬が集るわけがないと?ヒャハー!すぐに集まるさ!俺様の予言が当たったのを知っているだろう?」
「予言の力が長にふさわしいものかどうかは私には判断しかねますが・・・」
「ふん!まあじきにわかるさ!じきに・・・な・クックッァハ・・・・で・・ホントに2週間後にするのだな?」
杖を大げさに振り回すもったいぶった動作を止め椅子に座りながらキースが確認する。
「そう、決まりました」バーンがうんざりした顔で近くの箱に腰をおろす。
「偉大な預言者である俺に村民の尊敬が集まる前にってことだなクックック・・クワッハ」
バーンがその言葉に反応して口を開こうとするとキースはすぐにそれを制する。
「わかった、わかった、あのカーチスめの小細工好きのかんがえそうな・・・おっと、バーン・・・その箱には大事な死体が入っている、すまんが遠慮してくれ」
バーンは箱から飛び跳ねると自分のお尻を何度もさすりながら、
「それではキース殿、私はこれにて」
とこの物騒なテントから出るため身を翻した。
「クヒャヒャ!せっかくだ、酒でも飲んでいけ!カーチスの売っている薄めた酒よりは美味いぞ」
キースは声をかけながら足元から酒を取りだそうとする。
バーンにとっては最悪な誘いだ、キースだけならまだしも、死体のそばで酒を飲むなんて・・・彼にとっては信じられないスピードで幕間から出ると制止する声を振り切り家路を急いだ。

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