以前のスポットライト『アイテムのプロパティ』でもご紹介しましたとおり、Blacksmith（鍛冶師）と Tailor（裁縫師）は特殊な魔法の力を持つアイテムの製造が可能になります。この新しい能力によって、鍛冶師と裁縫師が作り出すアイテムがさらにバラエティーに富んだものとなり、同時に、鍛冶師と裁縫師には新たなるスリルと挑戦の道が開かれます。『正邪の大陸』では、自分に合った防具や武器を選択することが非常に重要なポイントとなります。戦闘の効率が装備の長所と短所に大きく左右されるからです。そのため、基本的な魔法の特性とマジックアイテムの製造過程をよく理解することが、自分に適した防具と武器を上手に選ぶ秘訣となります。

マジックアイテムの製造には、次の3つの基本要素があります：

基本性能−すべての防具には、基本エレメントに対する抵抗力が備わっています。防具の性能は、基本ダメージタイプ（物理、炎、冷気、毒、エネルギー）に対して、どれだけの抵抗力があるかで決まります。したがって、普通の鉄でできた鎧でも、基本ダメージタイプに対してある程度の抵抗力があります。また、通常の武器は100%の物理ダメージを与える力を持っているため、通常の武器が与えるダメージは、100%が物理ダメージとなります。

素材ボーナス−色鉱石や特別な革など、特殊な素材でアイテムを製造すると、基本性能にボーナスポイントを追加することができます。この加工方法は、武器にも防具にも使えます。たとえば、革だけで作られたLeather Armor Tunicには、物理2%、炎4%、冷気3%、毒3%、エネルギー3%の基本抵抗力が備わっていますが、通常の革よりも硬いHorned Leather（角革）で作れば、各抵抗力に2%から3%のボーナスが加算されます。

モンスターを倒して手に入れた防具や武器も、特殊な素材を組み込むことで性能を強化することができます。普通の鉄や革でできた通常のアイテムは、そのままでは基本性能にボーナスが付くことはありませんが、これに色鉱石や特殊な革を組み込めば、その素材が持っているボーナスポイントをアイテムに添加することができます。つまり、Ancient Wyrmを倒して獲得した強力なハルバートを、さらにパワーアップできるというわけです。ただし、アイテムの強化にはリスクが伴います。失敗すれば、大切なアイテムは破壊されてしまいます。

魔法ボーナス−鍛冶師と裁縫師は、Runic Crafting Tool（ルーニック製造ツール）を使うことで、さらに特殊な魔力をアイテムに込めることができます。鍛冶師はRunic Hammer（ルーニックハンマー）、裁縫師はRunic Sewing Kit（ルーニック裁縫キット）がそれぞれ使用できます。これを使うと、アイテム使用者のステータスを高めたり、攻撃間隔を縮めたり、相手に与えるダメージ量を増加させるなどのボーナス性能をアイテムに与えることが可能になります（スポットライト『アイテムのプロパティ』に、詳しいボーナスの例が書かれています）。ルーニック製造ツールのタイプによって、追加される性能の数や強さが変わります。

しかし、ルーニック製造ツールによるアイテム製造は、最高の腕を誇る職人にとっても、かなり難易度の高い作業となります。思い通りのものは、なかなか作ることができません。ルーニック製造ツールで確実に強力なアイテムが作れるようになったとしても、どのボーナス性能が与えられるかは運任せだからです。