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総合コメント |
プロデューサーからの手紙 - 2010年4月 |
2010年4月5日 |
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相変わらず忙しいよ。
今これを書いている時点では、パブリッシュ65がテストセンターで焼きあがりを待っているところだ。もう間もなく、皆が俺たちの労力の結晶を楽しめるようになるだろう。
今後の予定や実現できなかったことについて話す前に、先日俺が行ってきた場所について話そうと思う。
東京!
UOチームの一部は新宿にいるんだ。東京は大好きで、今回が4回目になる。また新しい言葉もいくつか覚えてきたぞ。楽勝さ。
今回の訪問の目玉は、なんといっても実際のゲームサーバーを見てきたことだな。この中に2つの地域(日本と韓国)のプレイヤーが存在して全員UOをプレイしているのかと思うと、まるで映画マトリックスの「人類」を見ているような気分だったよ。今この瞬間にも誰かは盗みを働き、誰かは物乞いし、何かを壊す者もいれば、建築する者もいて、植木の世話をする者もあれば、久しぶりの再会を果たした者もいるんだろう、ってな。本当に現実離れした光景だった。
日本チームのアソシエイトプロデューサーであり、リードデザイナーでもあるダイスケを紹介しよう。彼は物静かな人物ではあるが、彼の成果はコミュニティ全体が感じてくれていると思う。彼や彼のチームのおかげで我々は北米やヨーロッパだけでなく、日本のプレイスタイルにも合わせて物事を進めることができてると思う。彼はもう7年以上UOに携わっていて、その幅広い知識は我々を常に正しい方向に導いてくれている。
ダイスケはプレイスタイルについてもっと検討してはどうかと話してくれた。拡張版のテストをしたときに判ったんだが、ゲーム中で好まれる要素には地域差があるんだ。例えば、日本のプレイヤーはあまりThrowing [投擲]を試すことはしなかったようだが、クエストについての意見を沢山寄せてくれた。北米やヨーロッパのプレイヤーからは投擲やボスモンスターに関する意見が非常に多かった。Imbuing [練成]はどちらからも関心を集めていたな。どんな人がプレイしているのか、他の文化ではどうなのか、をより深く調査してゲームプレイの改善に活かしていくという考えには興味をそそられる。
両文化が極めて一致している面もある。最も重要なものとしては、どちらのチームも、コミュニティ全体も「UOが大好き!」ということだろう。両チームとも一人残らず、だ。大金のためだとか、フェラーリが欲しいからという動機で行動してるんじゃない。このジャンルの草分けとも言うべき、このゲームへの愛で俺たちは動いているんだ。いい結果を出せたと判ったときの満足感、それが嬉しくて俺たちは働いているのさ(そして、いい結果をもっとたくさん出していきたい)。だけど、もしもスカイラインを持ってるけど乗らないって人がいるなら、デレク(Derek)に連絡してやってくれ。
チームのメンバーたちはパブリッシュの公開を、よく「新作一人芝居の初舞台」になぞらえる。観客に喜んでほしいと思う気持ちや、舞台に立つのにありったけの勇気を奮い起さなきゃいけない点が似ているとね。ただ、俺たちの場合はむしろ「ハムレットを演じる」のに近いかな。長い歴史を持つウルティマ オンラインの場合、たくさんの人々が「こうあるべきだ」というそれぞれの意見を持ってる。だから俺たちが期待にそえないと、古き時代の如く皆は野菜を投げつけてくるだろうな。だが見事にやり遂げた場合は、バラの花が飛んでくる。前回のパブリッシュでは野菜サラダよりバラを沢山もらうことができた。この調子で行きたいものだ。花ってのはいいものだからな。
さて……今回実現できなかったことは何かって?
派閥: まだだ。
噛める限界以上に口に物を突っ込んでしまったようなもので、まだ準備できてない。派閥拠点を3つ作りテストを行った。リーダーボードやスコアシステムは派閥アイテムのアップデートと一緒に出来たが……でもまだなんだ。バランスやゲームプレイにおいて考慮に入れなければならない小さな問題点が山ほどあって、それに取り組んでいたら他に影響が及び、パブリッシュ65を自信をもって導入することができなくなってしまうだろう。だからまずは、アビスのイベントクエストや不具合の修正、ガーゴイル関係、称号関係、SAクライアントやMysticism [神秘]の改善などに集中することにしたんだ。
それからライブストーリーについても少し言おう。恐らく今週もっと明らかになると思うが、このイベントはパブリッシュ66まで続いていく。
派閥については、テストセンターで試してもらう準備が出来たときに告知する予定だ。
移動関係: テストセンターに入れる準備は出来ている。前にも言ったが、皆に別のことを試してもらう前に、このグレムリンども(訳注:パブリッシュ65)をテストセンターから追っ払ってしまいたいんだ (訳注:移動関係の変更は4月3日付でTC1に導入されています)。
サードパーティプログラムの検知: 内部テストを通ったところだ。これらの不正を働く人に言っておくけど、この機能が有効になった時に知らせるつもりはない。実装してはテストすることを繰り返して様子を見ていくつもりだ。今はプログラム検知の第一段階が終わったところで、今後必要に応じてどんどん更新していくつもりだ。これは一度完成したらもうおしまいってタイプのことではないからな。時間はかかるだろうが、時計の針は進み始めたんだ。
で、その次は?
デレクとエンジニア2人は今、SAクライアントの3週間に渡る機能強化週間の真っただ中だ。バグや追加機能のリストときたら膨大で、前回のHouse of Commonsチャットや掲示板で話題にあがった沢山の事柄も処理しようと頑張ってる。
それからバード(Bard)にも目を向けている。その理由は言わないが、幾つかの物語がちょっとしたスタイルで語られる必要があって、「熱意ある」グループが何かを頑張っているとだけ言っておこう。
ガーゴイル用に変成できる武器や防具は次のパブリッシュで沢山増えるし、アビス内のエリアは今後も充実させていくつもりだ。
それから、大きなものが2つほどあるんだが、導入が近づくまで敢えて言わないでおこう。じゃあなんで今そんなことを言うんだって?これを君たちが見るときには俺たちは君たちを喜ばせようと集中してるだろうし……それに君の脳みそもきっとグルグルいってるだろうからね。
インフラの部分についても取り組んでる。例えばプレイヤーデータベースやアカウント年齢関係のアップグレードやログインサーバー関係は現在のリストアップされている中でも優先度の高い項目だ。
ブリタニアの一員になることができて良かった。大規模マルチプレイヤーゲームは何百とあるが、個人的にも職業的にも、俺はこのチームやこの歴史の一部となれたことを誇りに思っている。
それじゃ、またな。
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