スポットライト
パラディン
「正」と「邪」のバランスは崩れやすい。すべてのファセットで起こるひとつひとつの戦闘が、どちらが優位に立つかを左右するやも知れぬ。このバランスが崩れると混沌が生まれる。そう、悪あるところに必ず正義が存在し、暗闇には光が灯る。マラス(Malas)における「光」、それが「パラディン」である。
聖騎士として、パラディンは聖なる力を使うことができる。それは、傷を癒し、毒を解き、病気を治し、呪いを払い、戦闘能力を高め、暗闇と邪悪に立ち向かう仲間の冒険者たちを助けるであろう。戦闘中でさえ、パラディンがもたらすこれらの力は、生死を分ける決定的な要因となりうるのである。故に、魔法使いにせよ戦士にせよ、この崇高な道を追い求めるものは、この職業に命を捧げることにより大いなる報いを得ることであろう。
銀箔が施された特殊な本は、何年にも渡り受け継がれてきた。その本がもたらす新たな10の能力は、パラディンのみが利用でき、戦場でその力量を増すことであろう。
その特殊能力を効率的に使うためには、パラディンはChivalry(シーバリィ:騎士道)のスキルを高めなければならず、他のスキルと同様、Chivalryにはスキルポイントが必要となる。パラディンとして成功するためには忍耐強く努力を積み重ねなければならず、特にChivalryに熟練度が要求される。その熟練度が増すごとに、この世界のバランスを崩そうとする邪悪と戦うためのパワーを使うことができるようになるのである。
パラディンの能力
Cleanse by Fire
この能力により、パラディンは剣もしくは手を高く空に突き上げ炎を呼び出し、その身は炎に包まれ、すべての毒や病気が身体から消え去る。ただし、この炎には副作用があり、その身は相当なダメージを受けてしまう。これを他の者に使うと、まずその者の毒をパラディン自身が吸収し、その後、炎により浄化することとなる。
Close Wounds
この能力により、パラディンは自分もしくは仲間のある程度のダメージを癒すことができる。
Holy Light
この能力を呼び出すことにより、聖なる光の柱がパラディンを包み、神聖な力により回りの敵にダメージを与える。
Consecrate Weapon
パラディンは手にとった武器を一時的に聖なるものとすることができる。清められた武器には、敵にとって最も抵抗力の弱い、つまり一番の弱点に対して有効となるパワーが一時的に吹き込まれる。
Enemy of One
この能力を呼び起こすと、その後にパラディンが攻撃する敵を一定時間最大の敵と見なし、その間、同種のクリーチャーすべてに対しての武器による攻撃は最大限のダメージを与えるようになる。しかし、この能力を使うと、パラディンはその他のすべてのクリーチャーからの攻撃に対する防御力が低くなってしまう。
Dispel Evil
清い意思の力により、パラディンは正義の力を呼び起こし、その領域にいる邪悪なものたち全てを混乱させることができる。この能力は、の本質を持つ召喚悪クリーチャーを追い散らすとともに、すべての他の邪悪なクリーチャーを戦闘から逃げ出させる。この清なる力の混乱の性質により、姿を変えたネクロマンサーのマナとスタミナをも吸い取ることができる。
Remove Curse
パラディンのこの能力は、その聖なる力を他人にも分け与えて、その人が受けた呪いを清めることだろう。対応する呪いは、ネクロマンサーによる呪いの数々、Clumsy、Weaken、Feeblemind、Paralyze、そして魔法使いの呪文(Clumsy、Weaken、Feeblemind)などである。
Divine Fury
このパワーは、自身にとっても敵にとっても非常に危険なため、パラディンの信仰者の中でも最も激しいものたちが通常このパワーを呼び起こす。これにより、パラディンはすぐさま狂暴な逆上状態になり、悪を打ち負かすための抑えきれない欲望に満ち、武器をより早く、より正確に振り回すことになる。ただし、敵の攻撃に対する防御力も低くなってしまう。
Sacred Journey
パラディンは、スペクトルの領域に穴をあけて聖なる魔法の通路を利用することができる。この抜け道を使って、Recall魔法と同じように、Markされた場所に一瞬にして移動する。しかしこの能力は、戦闘中に使うことはできない。それは、聖なる能力は臆病なことや騎士道に反する目的のためには使えないからだ。
Noble Sacrifice
命を守る究極の献身の証として、パラディンは他者のために自らを犠牲にするやもしれない。わずかなマナ、スタミナそしてヒットポイントを残して、パラディンは、彼の周りの有効な範囲内の者たちを生き返らすことができる。同時にそれぞれの者は、解毒され、Close Woundsにより癒され、そして、Remove Curseの効用を得ることになる。
Tithing
パラディンがその特殊能力を利用するためには、「Tithing Points」(10分の1税ポイント)というポイントがそれぞれ一定量必要となる。パラディンは、寺院や聖なる場所でGOLDを献金することにより、この「Tithing Points」を得ることができる。もちろん、パラディンはいくらでも献金することができるが、一度に所有できる「Tithing Points」には制限がある。
Karma
カルマは、パラディンの人生に不可欠な要素である。それが彼の能力のすべてに影響を与えるからである。カルマが増えると、その能力の効果も上がるであろう。つまり、Glorious Lordの称号を持つパラディンは、Admirableのパラディンより、より優れた聖騎士となるのだ。
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