スポットライト
マラスのクリーチャー達
新しい大陸を探索すると、多くの場合、新たなクリーチャー達を発見することになるでしょう。マラス大陸でももちろん同じことが言えます。ノーザン・クラッグス(Northern Crags)の頂から、地底奥深いダンジョン・ドゥームに至るまで、ブリタニアでは今まで見たことのないような非常に興味深い生き物達28種類に遭遇することになるでしょう。
マラス大陸生息のクリーチャーのいくつかをここにご紹介しましょう。
Bone Demon(ボーン・デーモン)
ボーン・デーモンは、ブリタニアで見かける多くの他の骸骨系クリーチャーに似通った外観をしていますが、似ているのはそこまでです。彼らは、ずる賢く、体力があり、強い攻撃能力を身に付けています。ダンジョン・ドゥームの部屋の中を徘徊しており、通常パッチワーク・スケルトン(Patchwork Skelton)達を子分として引き連れています。彼らは、氷に対する高い抵抗力を持ち、また、毒は全然効きませんし、彼らの骨でできた体は鋼鉄でさえダメージを与えることが難しく、彼らを打ちのめすためには時間がかかるかもしれません。
Crystal Elemental(クリスタル・エレメンタル)
クリスタル・エレメンタルは、マラスに見られる不思議なクリスタルだけで形成された一風変わったクリーチャーです。クリスタル・フェンズ(Christal Fens)地域の緑の自然環境の中だと、彼らの青くギザギザな形状ははっきり目立つので、見つけるのは比較的簡単なはずです。彼らは、平均的な知能と体力を持っています。また、水晶のような身体は魔法に対する幾らかの抵抗力も持っているようです。彼ら自身には魔法の能力はないようですが、攻撃はエネルギーを元としているようで、彼らの凝縮された身体は、相当な破壊力を生み出すでしょう。
Demon Knight(デーモン・ナイト)
マラスで最も嫌なクリーチャーのひとつ、デーモン・ナイトは、一目置くべき存在です。この図体のでかい獣は、死と破壊に飢えきっています。デーモン・ナイトはダンジョン・ドゥームでのみ見つけることができますが、ふさわしい相手にしか姿を現さないので、呼び覚まさなければ出てきません。神秘の空間から彼を呼び起こすためには、彼の子分どもを打ち倒す必要があります。ただし、気を付けなければならないのは、呼び出すまでに、デーモン・ナイトは相当激怒しているので、この敵を決して軽く見てはならないということです。魔法のエネルギーに満ちたその呪文は命取りになります。更に、通常のモンスターをはるかに越えた体力と知性を備えており、冒険者は、クリーチャーとの壮絶な戦いを強いられることになるでしょう。誰もひとりでこのモンスターに立ち向かうことは無理です。冒険者の成功は仲間の援護なしには考えられません。
Devourer of Souls(ソウル・デボアラー)
その名のとおり、ソウル・デボアラーは、被害者のSoul(魂)を食い尽くします(Devour)。頭の真中から身体の下まで大きく開いた大穴を使って、肋骨をえぐり出して獲物を捕まえ、その身体から暗い空洞の中に獲物の魂を引き込もうとします。この獣は新鮮な魂に貪欲で、そのために、ダンジョン・ドゥーム内でその通り道を行く冒険者達に非常に積極的にすばやく攻撃を仕掛けてきます。その決定的な体力と高いレベルの魔法を駆使して、敵を打ち破るための策略を駆使してくることでしょう。ただし、噂では、氷と炎が、これを倒すためには有効だと言われています。
ビデオ: 攻撃シーン
Flesh Renderer(フレッシュ・レンダラー)
6本の細長い足で這い回るフレッシュ・レンダラーはとても大きな昆虫のように見えますが、決してブーツのかかとで踏み潰せるようなクリーチャーではありません。大きく平らな肢体を持ち、この獣の胸の部分は厚い甲羅で守られ物理的なダメージに対してはある程度持ちこたえられるようになっています。攻撃する時には、口から幾つもの触手が伸び、それぞれの触手の先端には鋭い針がついていて、敵の身体に食い込み犠牲者を麻痺させてしまいます。その攻撃のスピードとパワーにより、気をつけないと犠牲者は馬からふり落とされてしまうかもしれません。もしダンジョン・ドゥーム内でこの乱暴者に出くわしたら、長く厳しい戦いを覚悟しなければなりません。
ビデオ: 攻撃シーン
Gibberling(ギバリング)
狂気の内に消えうせた魂達は、ギバリングという比較的弱いデーモンを呼び覚ますことができます。ダンジョン・ドゥームの歪んだこの悪霊たちは、ひょろ長い肢体を持ち、手や長い腕も使いながらすばやく動きまわることができます。ドゥームのほかのモンスターほどの脅威ではないものの、彼らを軽く見すぎてはなりません。ひょろひょろした身体は以外にもパワフルで、しかも彼らの本当の力は、逆立ちしてから、長く、かぎつめのある足を使って前方に蹴飛ばすという技を使うところにあるのです。馬から蹴落とされるほどのパワーがこの技にはあるのです。
ビデオ: 歩行シーン, 攻撃シーン
Mound of Maggots(マゴット・マウンド)
この朽ちかけた腐敗と蛆のかたまりは、マラス大陸に自然に存在するものではなく、ネクロマンサーの黒魔道により産み出されたものです。倒されたもの達を通してこの世に出現し、人間以外のそばにいるクリーチャーを容赦なく攻撃します。体力や知性はあまりたいした事はないのですが、外側の皮が厚いので鋼の攻撃に対しては抵抗力があり、また、もともと毒のあるクリーチャーであるため、毒に対しては完璧な耐久性があります。
Patchwork Skeleton(パッチワーク・スケルトン)
様々な骸骨の破片から作られたパッチワーク・スケルトンはボーン・デーモンにより呼び出された子分達です。ダンジョン・ドゥームの住人達の中では、最強でも最も知性が高いわけでもありませんが、有無を言わさず攻撃をしてきて、ほとんどの場合グループで存在しています。彼らの創造者のように、氷には強く、毒は効きません。そして、彼らの力強い骨の肢体は、敵を馬から打ち下ろすほどの一撃を繰り出してきます。彼ら自体は、経験豊かな冒険者にとっては、たいした脅威とは言えませんが、ダンジョン・ドゥームの中では、常に気をつけておく必要があります。
Ravager(ラビージャー)
マラス大陸で最も変わったクリーチャーのひとつが、このラビージャーです。この頑丈なデーモンはダンジョン・ドゥームの寂しい部屋を餌食を探しながら徘徊しています。餌食を見つけると、残酷に攻撃を加え、腕などを引き抜いて自分の身体にくっつけます。この狂った行動の理由は、次の犠牲者がこれに遭遇すると分かるはずです。その攻撃の武器として、くっつけた腕を体から抜き取って、次の犠牲者に計り知れぬパワーで投げつけ、これが当たると破壊的な打撃を与えることになります。騎乗した冒険者は、この肉弾ミサイル攻撃には充分気をつけないと、騎乗動物から叩き落されることになります。
Treefellow(ツリーフェロー)
マラスに生息するクリーチャーのすべてが、歪んだ悪夢の存在であるとは限りません。ツリーフェローは、森の奥にひっそりと一人で暮らすことを好みます。ずっしりとしていて黙想的な木でできたこの大型の存在は、鳥達の間では普通の木々と間違えられることもあります。ツリーフェローは、その本質は攻撃的ではなく、その環境と調和して生きることを好んでいます。あまり頭はよくありませんが、彼らは力強く、もし攻撃された場合は、自らと森を守るために防衛行動に移ります。突き出た枝を振舞わされると騎乗した冒険者を馬から叩き下ろすこともできます。この通常は無害なクリーチャーを破壊しようとするものは、(理由は明らかですが)炎の要素が強い見方となることでしょう。
Wailing Banshee(ウェーリング・バンシー)
ウェーリング・バンシーは、計り知れぬ恐怖の後死んでしまった女性達の苦悶の魂です。彼女らは、気を狂わせるような非常に大きな声で自らの不幸を嘆き悲しみながらダンジョン・ドゥームの闇を徘徊していて、その強烈な絶叫は、生きとし生けるものの精神を狂わせるほどだと言われます。不幸が継続的に彼女らの心を苦しめ続けているため、力も知性もそれほどないのですが、彼女らには背を向けないほうが良いでしょう。攻撃された時は、そのダメージがあまりに深いため、その傷は長い時間治らないかもしれません。
Wanderer of the Void(ボイド・ワンダラー)
ダンジョン・ドゥームのこのクリーチャーは巧みに姿をくらますので、その詳細はあまりよく知られていません。彼らはブリタニアの海深く見つけられる何かに似ているとも言われます。ワンダラーの暗くて丸く膨らんだ肢体は、先のほうでは幾つもの触手のようにぶらぶらしていて、その動きと共に渦巻いて見えます。どのような力で前に進めるのかは知られていませんが、何らかの魔法の力が関わっていると考えられています。ネクロマンサー達は、これらのクリーチャーが高いレベルの魔法能力を自由に駆使することができ、その結果として魔法エネルギーに対する抵抗力が高いことを知っています。噂では、このクリーチャーの色は、抵抗力のある異なるダメージタイプを現しているとされ、冒険者達は、一対一で戦う前にその特性を調べておいたほうが良さそうです。
これはマラス大陸で見つけることのできるクリーチャーの一部でしかないことにご注意ください。まだまだ、解明されるべき謎が多くあります。冒険の幸運を祈ります!