スポットライト

マラス・アリーナ

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マラスのアリーナ

マラスが出現したことで、ウルティマ オンラインの世界には、2つの新しい都市、まったく新しいダンジョンを含む数多くのお楽しみスポット、さらに広がった未踏の世界と広大な宅地が加わりました。そしてもうひとつ、非常に珍しい施設が登場します。アリーナです。パラディンの都 Luna(ルナ)のすぐ近くに、芝生のフィールドと観覧席とボックス席、それに小さいながらパン屋の売店まである本格的なアリーナがお目見えします。ここは、派閥対抗のプレイヤー対プレイヤーの戦闘やセレモニー、馬上槍試合、ペットショーなど、イベント会場として理想的な環境を提供します。ご利用方法はあなたのアイデア次第。またここは、ウルティマ オンラインで単純なゲームとして生まれ、今では大人気スポーツとなった、Bagball(バッグボール)の開催施設として、大いに賑わうことでしょう。

バッグボール(Bagball)

バッグボールは、ウルティマ オンラインで生まれたユニークなゲーム内スポーツです。今では世界中に愛好家が増えています。すでにいくつものリーグがあり、試合も行われています。数々の名勝負の記録もあり、増え続けるファンの間では、ひいきのバッグボールチームのグッズも盛んに交換されています。

今から数年前、Europaシャードのスピリットウッドの町で、ファティの管理人シュリー(Shri)が発案したと言われています。初期の頃から比べると、ルールやフィールドのスタイルなどでわずかに改良された点があり、またシャードごとに、あるいはリーグごとに多少の違いはあるものの、基本的なコンセプトは昔のまま変わってはいません。

世界中にさまざまなローカルルールが生まれています。シャードやファセットや主催者などの手によって、ルールやフィールドの広さや形、バッグボールに使用するアイテムなどの変更が許されているからです。ここに紹介する内容は、一応は“公式”とされているものですが、より面白くするためにプレイヤー同士で話し合ってルールを変更することは自由です。

バッグボールの基本:2つのチームが得点を競い合う形は、サッカーやフットボールや野球とまったく同じです。ゲームの目的は、“バッグボール”を持って歩き、相手のゴールに入れることです。試合時間は2本のハーフ時間です。この間に多くの得点を入れたチームが勝ちとなります。同点の場合は試合時間が延長され、最初に1ゴールを決めた側が勝ちとなります。最初に5点入れたチームが勝ちとなるルールもあります。

試合に必要なもの

試合を始める前に、まず試合を行うフィールドと、バッグボールを準備しなければなりません。また、チームを結成する必要があります。本格的にチーム名を付けてユニフォームを揃えているチームも少なくありません。リーグを創設する場合は、参加チーム同士でルールの確認をしておきましょう。

試合場

たる板や丸太など、身の回りのもので囲ってフィールドを作り、そこで試合を楽しむのが一般的な方法です。ヨーロッパ式のフィールドは15マス×23マスの長方形で、中央に1マス分のセンターラインがあります。アジア式は斜めに長方形を描きます。大きさは約14マス×8マスです。

バッグボールに最適な場所としてよく試合が行われているところに、スカラブレイの港の南東または北東の畑、ブリテインの西、ヘイブンの町の東などがありますが、常設のバッグボール場を設けているシャードもあります。

  • ヨーロッパでは、DrachenfelsとEuropaの両方のシャードの、フェルッカ(Felucca)側ブリテインの農場の次の座標の位置にバッグボール場があります。
    座標 1o50'N, 7o1'W(UOAM X:1223、Y:1603)
  • アジアでは、すべての日本シャードの、フェルッカ側ブリテインの農場の次の座標の位置にバッグボール場があります。
    座標 8o42'S, 6o57'W(UOAM X:1224、Y:1723)

バッグボール


バッグボール

バッグボールは、400ストーン以上のアイテムを中に詰めた明るい黄色の袋です。1人では絶対に持ち歩けない重さになっています。バックパックに入れることはできませんが、引きずったり、ごく短い距離を放り投げたりすることはできます。

オプション:袋の代わりに、大きな黄色い木箱を使うこともあります。これは、無意識にボールをブロックしてしまうとなく、ボールをより掴みやすくするための工夫です(袋が箱になっても“ボックスボール”などと呼ばれることはありません。伝統的にバッグボールと呼ぶ慣わしになっています)。

バッグボールのルール

ゲームは、2人から6人で構成されるチームが対抗します。まず最初に、バッグボールをフィールドの中央に置き、両チームのメンバーは、それぞれ自ゴールの近くに立ちます。審判が「1」「2」「3」と数えます。「3」と言った時点でゲームが始まります。箱を使用する場合には、箱にマジックトラップの魔法を掛けておき、テレキネシスの魔法によるマジックトラップ解除の爆発を合図にする場合もあります。各プレイヤーは、相手よりも早くバッグボールを奪うために、フィールド中央に突進します。

バッグボールを奪ったプレイヤーは、相手ゴール目指してバッグボールを運びます。相手チームのプレイヤーは、隙があればいつでもボールを奪うことができます。

審判は、ゴールが決まったとき、第一ハーフが終了したとき、試合が終了したときに合図をします。試合時間は、10分から20分のハーフを、3分から5分の休憩を挟んで2本行うのが一般的です。審判はまた、試合の終了を合図すると同時に、試合の勝利チームを宣言します。

試合が終了した時点で、より多くの得点を入れたチームが勝ちとなります(最初に5点入れたチームが勝ちとなるルールもあります。)。試合時間が終了した時点で両チームの得点が同じだったときは、ゴールデンゴール・ルールが適用され、そのまま試合が続行されます。そして、最初にゴールを決めたチームが勝ちとなります。

バッグボールの動かし方:基本の動かし方は、ボールの脇に立ち、ボールを持ち上げて体の反対側にボールを落とします。そしてまたボールの向こう側に走ってゆき、同じ動作を繰り返します。これを、「リフトドロップ・ムーブ」と言います。

トレードウィンドウ:バッグボールをトレードウィンドウを使って味方にパスすることはできません。故意にこうした行為を行うと違反になり、ペナルティーが科せられます。バッグボールのパスは、かならず地面に置いたものを他のプレイヤーが拾うという形で行います。

フェルッカ(Felucca):バッグボール・リーグのほとんどがフェルッカに集中しています。フェルッカでは、他のキャラクターを通り抜けることがでないため、相手プレイヤーを体でブロックが可能になり、試合がより面白くなるからです。

得点ゴール:ゴールは2段階の手順を踏んで行います。まずは、相手ゴールのラインの向こう側にバッグボールを投げ込み、それから相手ゴールにボールを投げ込みます(トランメルでは、ゴールラインの前で一旦ボールを置いてからでないとゴールできないというルールもあります)。2段階の手順を踏む理由は、ゴール前に敵の妨害を許し、試合を公平に進めるためです。ゴールは、審判が宣言して初めて公式に認められます。

ゴールが決まると、バッグボールはフィールドの中央に戻され、すべてのプレイヤーは試合開始前のポジションに戻ります(得点したチームはセンターラインからスタートできるというルールもあります)。審判の合図で試合が再開されます。ゴールは1ゴールにつき1点です。

試合終了時点でより多くの得点を持っているチームが勝ちとなります。先に5点を取ったほうが勝ちというプレイ方法もあります。

ペナルティー:下記の反則行為を行うと、プレイヤーまたはチームにペナルティーが科せられます。審判がペナルティーを宣言すると、試合は中断され、すべてのプレイヤーは最初のポジションに戻されます。そして、反則をしていない方のチームにボールが渡され、審判の合図で試合続行となります。ボールが動き始めたら、すべてのプレイヤーは動くことができます。

  • ボールを動かすことなく5秒間以上ボールを持つこと。目に見えてボールが動いていなければなりません。
  • トレードウィンドウを使ってボールをパスすること。
  • アイテムを使ったり、大量のテキストをタイプしたり、その他の方法で故意にバッグボールの動きを妨害すること。
  • ゴールエリア内に2人以上の味方プレイヤーが入ること。
  • Night Sight(暗視)以外の魔法を使うこと。
  • 紫ポーションを使うこと(すべてのポーションの使用を禁止しているリーグもあります)。
  • 武器を使用したり相手チームのメンバーを攻撃すること。
  • Steal(窃盗)のスキルを使うこと。
  • Hiding(潜伏)のスキルを使うこと。
  • ペットを使うこと。エセリアルの動物に乗ること。
  • フィールドの外にバッグボールを出すこと。
  • 別のバッグボールをフィールドに持ち込むこと。
  • 目に余るスポーツマンらしからぬ行為をすること。

審判の判定は絶対です。

犯罪行為:いかなるプレイヤーも、いかなる時点においても、いかなる理由においても、犯罪行為を行ってはいけません。バッグボールは2つのチームが激しくぶつかり合うゲームではありますが、あくまでも純粋に技術を競うゲームです。

攻撃:相手チームのメンバーあるいは観客を攻撃した場合は、攻撃を加えたメンバーのチームは失格となり、その時点で相手チームの勝利が決定します。

部外者の干渉:観客からの干渉は禁止されています。観客などによる試合の妨害があった場合は、審判は試合の中止を宣言することがあります。

 

そして今!すべてのシャードに常設バッグボール場が開設されたのです。これからは、世界中のバッグボールプレイヤーが、充実した施設でゲームに専念できるようになります。この新しいスポーツ施設には、数多くのスポーツ愛好家が殺到することでしょう。さて、この競技場の記念すべき第一回スポーツ大会主催者の名誉は、誰のものになるでしょう?