スポットライト

太古の大陸マラス

暗く輝く星達の中に浮かぶマラス(Malas)は、崩壊の地。大地震がその大陸の根底を常に脅かす。その起源は謎に包まれ、未来は予測できない。しかし、ひとつだけ確かなのは、このファセット(Facet)は、他のそれとは確かに異なることだ。その3つの主要な大地は(ひとつは既に小さな島々に崩れ散ろうとしているが)、橋により繋がれ、それらの間には、深い混沌の無の谷が横たわる。それでも、この不安定な環境のダーク・ファセットにさえ、生命は力強く育ち、様々なクリーチャーがマラスを故郷としている。人々さえ、徐々にこの地に住みつくようになった。

2つの町
  • ルナ(Luna)−「パラディンの町」と呼ばれるルナは、大陸の北西の端に位置し、砂岩で造られた通りが放射状に巡らされ砂岩の壁で囲まれた、この地域の中枢の役割を担う都市である。それは、ブリタニアのトリンシックにも似ているかもしれない。様々な商人が町の中心にある安全な建物の中で商いを行い、騎士道の番人達(Keepers of Chivalry)が町のすぐ周りをパトロールして、いかがわしい輩や町の高潔な生活を妨げる者達から人々を守っている。中心の建物と外壁のすぐそばには、ガードに守られていない緑の土地が広がり、町が発展していくスペースを提供している。
  • アンブラ(Umbra)−「ネクロマンサーの町」アンブラは、マップの正反対に位置する都市ルナに対して、薄暗くきちんと整理されていない様相を呈する町だ。濃いグレーの石壁がほとんどの建物に使われ、時として見られる血のように赤い建物が既に不気味な雰囲気にさらに邪悪な予感を与え、黒魔道を自在に操る者やそれを学ぼうとする者達には格好の町と言えるのかもしれない。町のあちこちに商人達の店が散らばり、丸石造りの通りがそれらを繋ぐ。星が輝く真っ暗な虚構が堀のように町を囲み、所々にどくろ(不運な冒険者達や死の魔法のパワーを使いこなせなかったネクロマンサーになりきれなかった者たちのものだろうか?)を高く積み上げた堤防が見られる。
名所の数々
  • グリムズウィンドの廃墟(Grimswind Ruins)−マラスの奇妙な場所のひとつグリムズウィンド廃墟。集落としては著しく珍しい様相ではないが、その存在は多くの謎に包まれている。3つ目の都市の始まりがそこにあったのか?何かの儀式のための建造物だったのか?今のところ推測の域を出ないが、冒険者達がこの土地を探検すると共に新たな事実が解明されるのかもしれない。
  • クリスタル・フェンズ(Crystal Fens)−マラスの様々な場所に、ギザギザの低木のように水晶のような物体が立ち並んでいる森林地帯が見られる。一番大きな場所は、北の大陸に存在する。ダーク・ファセットに光り輝く異物は、回りの緑に対照的で美しく、他のファセットとマラスの違いを更に引き立てる。
  • ハンズ・ホステル(Hanse's Hostel)−マラスの2つの町を行き交う旅路は長く、さびしい。ただし、旅人達は、古風なこの宿屋をその途中に見つけることだろう。
  • 放棄されたオーク砦(Abandoned Orc Fort)−小さな砦を造って、オーク達もマラスの一部を占領したようだ。しかし、奇妙なのは、南の大陸にある一番大きな砦は放棄されてしまっていることだ。今、残っているのは、柵と幾つかのガード・タワーのみである。
  • 忘れ去られたピラミッド(Forgotten Pyramid)−マラスの南の砂漠の中、多くの年月を経て砂の中に埋もれていた偉大なるピラミッドが空を目指してそびえ立つ。この壮大な記念碑にとって、時は残酷であったとしか言えまい。その階段は破片で飾られ、裂け目でまだら模様になっている表面は、おそらく潜入しようとした墓荒らし達により付けられたものであろう。しかし、この古来の墓の中には何が眠っているのであろうか?その中には秘宝が隠されているのだろうか?それとも、死の悪臭と呪われたアンデッドのうめき声に満ちた洞窟があるだけなのだろうか?
  • グレーブウォーター湖(Gravewater Lake)−マラスの砂漠の金の砂にひっそりと囲まれた巨大な湖が、南の大陸の大部分を覆っている。渡る事ができそうに見えるのだが、霧深い湖水を渡ることのできる船はないであろう。
  • ダンジョン・ドゥーム(Dungeon Doom)−貴殿のドゥーム、滅びの地へようこそ!マラスは単にパラディンとネクロマンサーだけの場所ではない。ダーク・ファセットの地上では、素敵なコテージや花壇を作って暮らせるすばらしい場所と思えるかもしれないが、ひとたびその地下に潜れば、そこには腐って呪われた場所がある!ダンジョン・ドゥームでは、新たなパズルやクエストそして『ウルティマ オンライン 正邪の大陸』の壮大なバトルが繰り広げられるのだ。

    頭の回転の速い者のみが、ドゥーム内に隠された多くの秘密を解くことができるだろう。成功すれば、巨大な富と類稀なる戦利品を得ることになる。ただし、失敗は、激痛に、もがき苦しむことを意味する。ここでは、古代の墓を守る者たちや敵が石床に血を撒くことだけを欲する悪臭漂う住人達と、冒険者達は戦いを繰り広げることになるかもしれない。このアンデッドの聖域には「復活」すら可能だという。もちろん、それには対価が伴うのだが…。伝説によると、ドゥームの回廊を永遠に放浪しつづける、呪われた死霊たちが、彼らの要求するクエストに応える冒険者達に報酬を与えるというのだ。

    冒険者のすべてのスキルと知恵、そして運がなければ、ダンジョン・ドゥームの中で生き延びることすらできないだろう。貴殿は、それを征服するに足る冒険者かい?

ここに記載することができなかった秘密の数々が、まだまだマラスには隠されている。新たな定住地を探す者や初めてのダンジョンの探検を夢見る者達、マラスは彼らを呼んでいる…。