こんにちは、モーリス・ジョンソンです。ドーン女王の身に不幸が訪れたことは、すでに皆さんもご存知だと思います。この突然の訃報に、私たちBNNメンバーも動揺を隠しきれませんでしたが、情報をお届けする立場の者として、本日は新しい情報を求めブリタニア城へ取材に向かいたいと思います。



モーリス：「失礼します。BNNのレポーター、モーリス・ジョンソンと申しますが、少しお話を伺ってもよろしいでしょうか？」
セドリック：「BNNレポーターだと？　今は取材など受けている場合ではないのだ」
モーリス：「あの、少しで構いませんので」
セドリック：「ダメだといっているだろう」
モーリス：「どうやら『ベインの選民』の指導者、バーチューベインが姿を現したとか」
セドリック：「ああ、そのようだ。私も現場にいたわけではないから、詳しいことは分からんがな。奴のせいで女王は……」
モーリス：「あと、ここの棺は……」
セドリック：「ええい！　もういいだろ、何か伝えるべきことがあれば、正式に城から通達があるはずだから、それまでは家で本でも読んで待っていろ」
モーリス：「しかし……」
セドリック：「これ以上、城の中を嗅ぎまわるようなまねをするのであれば、牢に入れるぞ！」
モーリス：「わ、分かりました。では、何か進展がありましたら、BNNまで」
セドリック：「貴様も、何かつかんだら隠さずに、我々に知らせるのだぞ」



ロイヤルガードのセドリックさんに取材を試みましたが、どうやら城内は予想以上に混乱しているようで、詳しいことは何も聞くことができませんでした。しかし、このまま手をこまねいているわけにもいきませんから、引き続き独自の調査を続けていきたいと思います。