モーガン（Morgan）は頭を悩ませていた。

「そうだな……“Morgan Jr.”ってのはどうだ？」

*ブルブル*

「そ、そうか。なかなか偉大な感じがしていいと思ったんだが……。じゃあ、“Catharine”はどうだ？」

*ガゥッ！*

「いってぇ！　わ、わるかったよ、冗談だって。お前、男だもんな……う〜む……」

幼いヘルハウンド（A Young Hell Hound）に名前を付けてあげたいと、モーガンはこの後いくつもの候補をあげたが、小さな相棒が納得する気配はなかった。モーガンにセンスがないのか、それとも幼いヘルハウンドが単にわがままなのか、それは分からなかったがとにかくこのままでは埒があかなかった。

「俺様よりセンスのいい奴がいるかは分からんが、街へ行って色々と話を聞いてるうちにいい案が浮かぶかもしれねえし、一度行ってみるか」

*ガゥ〜！*

「だろ？　それじゃあ、行くか」

モーガンと幼いヘルハウンドは、この困った状況を打開するため街へ向かった。