メグ：「こんにちは、メグ・ハマーです」
モーリス：「モーリス・ジョンソンです。よろしくお願いします。メグさん、以前に私が調べていた『ベインの選民』ですが……」
メグ：「なにかわかったんですか！？」
モーリス：「ええ、とはいえ、核心に迫るようなものではありませんが」
メグ：「でも、なにか新しい情報をつかんだってことですよね？」
モーリス：「はい。先日まで、ロストランドでオフィディアンと激しい戦闘を繰り広げていた『ベインの選民』ですが、現在は拠点をイルシェナーの霊性のムーンゲート付近に移しています」
メグ：「ふむふむ、それは理由があってのことでしょうか？」
モーリス：「そうですね。選民のひとりから少し話を聞くことができたのですが、どうやら狙いはミーア族のようです」


メグ：「う〜ん、たしかにミーア族を危険視するような発言がありますね」
モーリス：「もう少し詳しい情報が欲しかったのですが、『ベインの選民』に忠誠を誓う必要がありまして、それ以上は……」
メグ：「忠誠は誓わなかったんですか？」
モーリス：「もちろんです。最終的な目的や正体など不明な点が多すぎます。そんな人たちに忠誠なんて誓えませんよ」
メグ：「たしかにそうですね」
モーリス：「それに、なにか動きがあるかもしれないので、このまま少し様子を見たいと思っています」
メグ：「というと？」
モーリス：「あくまで可能性の話ですが、ドーン女王とミーア族は過去に深い関わり合いをもっていますから、このまま黙っているとは考えにくいと、個人的には思っています」
メグ：「なるほど。たしかに過去の出来事から考えると、ありえる話ですね」
モーリス：「ええ、推測の域をでませんが」
メグ：「それにしても、オフィディアンとの戦闘もそうですが、目的がよくわかりませんよね」
モーリス：「そうなんです。いったいなにが目的なのか、まずはそれを知る必要があると考えているのですが、なかなか有益な情報をつかめないでいます」
メグ：「そうだっ、アトランコ先生に占ってもらったらどうですか？　ズバリわかっちゃうかもしれないですよ！」
モーリス：「いえ！　こういったことは自分で調べて、ちゃんと裏付けをとらないと気が済まないので結構です」
メグ：「そ、そうですか……モーリスさんらしいですね」
モーリス：「というわけで、私は調査の続きがありますので、この辺りで失礼します。メグさん、あとはよろしくお願いします」

*スタスタスタ*　*バタンッ*


メグ：「モーリスさん張り切ってますね〜。皆さん、イルシェナーの霊性のムーンゲートを利用する際には注意してくださいね。それでは、ブリ☆ウオ！」

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