メグ：「こんにちは、メグ・ハマーです」
モーリス：「モーリス・ジョンソンです。よろしくお願いします」
メグ：「なんでも、ロストランドで大規模な戦闘が行われているっていう話ですけど、モーリスさんはご存知ですか？」
モーリス：「ええ、私もつい先日その話を耳にしました。現在は『ベインの選民』という謎の集団について、独自の調査を進めているところです」
メグ：「ふむふむ、それで何かわかったんですか？」
モーリス：「残念ながら、今のところほとんど何もわかっていません」


メグ：「『ベインの選民』は、なぜオフィディアンと戦ってるんですかね」
モーリス：「敵対しているというより、オフィディアンは単純に砦を守っているだけかもしれません。以前からあの辺りにはオフィディアンがたくさん生息していましたから」
メグ：「自分たちの居場所を守っているということですね。ということは、『ベインの選民』が侵略しようとしているわけですか？」
モーリス：「わかりません。あくまで私にはそう見えるというだけで、なんの根拠もありませんから」
メグ：「なるほど。じゃあ、仮に侵略だとすると狙いはなんでしょう」
モーリス：「そうですね、全ては想像ですが、『ベインの選民』にとって重要なものをオフィディアンが持っているのかもしれません」
メグ：「この件については、まだドーン女王から何か発表されたとか、動きがあったということはないですよね」
モーリス：「今や彼女は女王ですから、簡単には行動できないのでしょう。慎重になっているのだと思います。それと一部の冒険者は、すでにベイン側とオフィディアン側のいずれかに忠誠を誓って戦いに参加しているようです」
メグ：「え？　ドーン女王が動く前にですか？」
モーリス：「はい。まあ、冒険者の皆さんは正式な軍とは異なりますから、その辺りは個人の自由だと思います。それにこれがどう影響するのか、今後の展開が楽しみです」
メグ：「また、そんな呑気なことを……。『ベインの選民』が冒険者とともにブリタニアに攻め込んできたらどうするんですかっ」
モーリス：「う〜む、それは困りますね。しかし、冒険者の皆さんがブリタニアに攻め込むということは考えにくいですから、きっと大丈夫です」
メグ：「たしかに。でも、忠誠を誓うって何を基準に判断してるんですかね。特に『ベインの選民』なんて全く正体がわからないですから、私は怖くて忠誠なんて誓えないんですけど……」
モーリス：「この戦いで貢献すると報酬が出るという話を耳にしました。ですから、それが目的の人もいるかもしれません」
メグ：「えっ、そうなんですか！？　どんなものが貰えるかも聞きましたか！？」 *わくわく*
モーリス：「いえ、残念ながらそこまでは。メグさん、急に目の色が変わりましたけど、そんなに報酬が欲しいのですか？」
メグ：「あっ、いえ、そこまでではないですけど、何が貰えるのかな〜なんて。あはは……」
モーリス：「では、是非どんなものが貰えるか確かめてみてください。私も興味がありますから」
メグ：「私が戦いに参加するんですか！？　モーリスさんがやってくださいよっ」
モーリス：「しかし、私は戦闘が得意ではありませんから、結果を出せるとは思えません」
メグ：「私も得意じゃないんですけど」
モーリス：「そうだったんですか？　いつもマーク君を相手にハンマーを振り回しているので、てっきり得意なのかと」
メグ：「な、なるほど……」


メグ：「それでは、今週はメグ・ハマーと」
モーリス：「モーリス・ジョンソンがお送りしました。これからロストランドへ行かれる方は十分に注意してください」
メグ：「何があるか分かりませんからね。気を付けてください！　ブリ☆ウオ！」

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