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真意

投稿日:2001年11月3日


全シャード
揺らぐ松明の炎だけを微かに響かせ、マントに身を包んだ男が静かに暗い廊下を歩いていた。男がその廊下の終わりに近づくと、石と金属とがきしみ合うような音を立て、扉が重々しく開いた。一歩中に入ると、男は片方の手でわずかな仕草を取った。その瞬間、扉は彼の後ろで、耳をつんざくばかりの雷鳴と共に一瞬にして閉じていた。

『エクソダス(Exodus)』彼は低い声で話し始めた。『あなたには人間どもがこの計画の遂行全体を台無しにしてしまうかも知れぬ、という認識が薄いのではないか?』突然、金属の手が飛び出し、矢のような速さで部屋の中を横切ると、反対側の小さな像を打ち砕いた。遠くの壁の小さな光は、宝石を通して見た火の光のように輝いていた。

『落ちつきなさい。人間どもはまだ我々の秘密の方策に気付いてさえいない』その声は、鳴り続く虫の羽の音のように、淡々と続いた。『Ver Lor Regは私の完全な支配下にあり、働き手たちは増員された監督官の下で建設を始めたところ。制御装置はきっちりと守られている』

『今朝方、スパイの一人がブリテインからやっとの思いで私に報告を持ち込んできた。それによれば、王の古くからの腰巾着のニスタルがパワークリスタルの一つを手に入れ、こうして我々が話している間にも、それを調査しているとの事』彼がゆっくりと動き始めると、それに合わせてマントも微かに動いていた。

エクソダスは一時言葉を失った。しばらくの間、その光は揺らめいていた。『しかし、あの魔道師は我々がブリタニア中にばらまいた装置の秘密をつかむことはできなかったはず』

『ああ。だが、奴は今ごろ十分なことを知っているだろう!エクソダス、あなたはいかなる局面においても人間を過小評価し過ぎるのだ!』彼は振り返り、光の壁に面した。彼が話すにつれて、その距離は短くなっていった。『私はこの男が災いとなるであろう事を以前にも警告し、あなたはそれを無視した。そして人間どもが我々の居場所を見つけるかも知れぬと警告した時も、あなたは再び無視をした。今となっては、この忌々しい魔導師が研究所にパワークリスタルを持っているだけでなく、今は亡き者となった、奴の派遣した調査隊が我々を見つけ出し、そして、まさにあなたの名前が全ての人間の間で囁かれているのですぞ!』

『我々が…失敗するとでも…?』

『私はあなたより人間について良く知っているつもりだ』彼は再びゆっくりと歩み始めた。『私のこの世界への理解、そして知識こそ、あなたが私に近づいてきた理由ではなかったのか?』 『その通り。そして、あなたがかつて人間であったことも理由に入りましょうか。この世界を支配しようとするその意志が、私のそれと通ずるものがある。また、今、玉座にある王の知恵より優れた物を持つ人間、それらこそ、私があなたに力を授けた理由に他ならない。私は時が経ち過ぎたといえる程、ブリタニアを離れていたのだから』

『あなたには、我々が征服しようとしている世界を過小評価することなく、この地に慣れて欲しいと願っている。私はサベージとオークの混乱を作り出すよう頼んだ覚えなど無いし、このままでは一体のゴーレムを完成させる間もなく、人間どもはあなたの存在が見つけ出されていただろう!』その影はエクソダスの声の元となるものへ、怒りを込めながら指差した。『我々はガーゴイルの奴隷とゴーレムを失う危機にある!そうなったらどうするのです?あなたに助力を始めて以来、どのようにこのブリタニアを軍隊なしで征服するのか、あなたの口から聞いた試しがない!』

『この件についてお考えのことがあるようですな』エクソダスは静かに返事をした。

その影は腕を下ろし、落ち着きを取り戻した『あなたが提供してくれた今回の記録を調査しておこう。きっと他にも選択肢があると信ずる。でなければ、ガーゴイルシティーを失うのみだ』その暗い影は光の元を離れ、扉の方へと向かっていった。『やらねばならぬことがある。戻ってきたらまた話をしよう』

『お気の召すままに』

マントを身にまとったその影が手を動かすと、重たい扉がゆっくりと開いた。彼はエクソダスのほうに振り向くと告げた。『以前にも言ったと思うが、勝利が完全なものでない限り、私は満足することはない』

『あなたのブリタニアへの復讐は果たされるはず』エクソダスは言った。『しばらくの後には、全人類があなたをソーサリアの支配者、ロード・ブラックソン(Lord Blackthorn)として知ることになるだろう』

ブラックソンが振り向きその部屋を出るとき、彼は不敵な笑みを浮べずにはいられなかった。

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