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呪われた遺跡

投稿日:2000年10月19日

Nalin Wren
全シャード

原生林との格闘、そしてと地下に眠る恐怖へと続くDelucia東方への旅が始まり、すでに数日間が過ぎていた。人生には時として忘れられぬ場面が訪れるが、恐らく私はこの悪夢の体験を永遠に忘れることはできない。だが、この巻物にこうして記録をつづりながらも、今回の冒険もやがては人々の記憶から消え去るのだろう。ある者は勇気に駆られ、ある者は欲に目がくらみ、またある者は単に愚かさから同じ道を辿ろうとするかも知れない。多くの者は謎の地を探ろうと思うに違いない。そして最悪なのは、地下深くに眠っているその力を解き放とうとする者もいるだろうことである…。

それは古代文明の研究で知られる、Lorn Teleras博士により提出された古代遺跡の発見にまつわる調査報告書が発端であった。ロストランドと呼ばれる地域で最近起きた地震により、Delucia東部で古代の遺跡が発見された。博士は、蛇族あるいは蜘蛛族の古い植民地跡であると当初は推測していたのだが、発掘を進める過程で姿を現した建築物は、確かに蛇族、蜘蛛族時代のそれと共通点を持ってはいたものの、その石細工はいずれも博士がこれまでに目にしたことのないものであることも事実だった。私はこの部分に大いに興味を惹かれ、Deluciaを訪れて博士の助手、Deren Illumに面会することとなった。我々は真新しい発掘道具をラマにしっかりと荷造りすると、現場のある東へ向かってほぼ丸2日間の旅路へと出発した。

Lorn博士は現地にテントと小箱だけの小さなキャンプを設営していた。よく見ると、繊細に造形されたいくつかの壺が木枠で囲まれていたが、別の言葉で呼ぶならばそれはアンティークと言うべきだろう。それぞれの壺には絵柄が塗られていて、スケルトンと思われる図と一緒に不思議なシンボルが描かれていた。私が目を引かれたのは、長い5本の腕がそれぞれに絡み合って伸び、一方に頭蓋骨、もう一方には血に染まる剣が握られている。その不気味さに私は身震いを覚えると同時に、何者かがこの場から立ち去ることを私に命じているかのように感じた。肩をすくめてその妖気を払いのけると、私はさらに発掘現場の視察を続けた。

発掘現場の中心にたどり着くと、そこには先日の何度かの地震で隆起した地面の割れ目が姿を現していた。石造りの階段が山肌へと続き、その先の壁には当時の入口があったと思われる部分に柱だけが残っている。調査員たちは内部へ通じる入口を何とか見つけようと、念入りに瓦礫を取り除く作業を行なったようだ。当時の扉も部品を組み合わせる修復がほぼ終わろうとしていた。私はそれら石のブロックが完全に修復された部屋の姿を想像することができたし、のちにLorn博士はこれを神秘的なエリアと呼んでいる。複数のブロックで構成されたそのシンボルは、Delucia近辺の廃墟や丘の上のパラディンホールでも目にすることのできるものにも似ていた。そしてブロックに刻まれた傷の多くは、まるで敵対心を表すために付けられたようにも見える。一部の調査員は古代の扉のシンボルを見た時点ですでにわずかばかりの不安を覚えていた。そのうちの数名と実際に話をする機会を得たが、彼らはDeluciaに古くから言い伝えとして残る伝説に怯えているというのだ。中でもSelhimと呼ばれる男は、人々の記憶から薄れかかっているこの言い伝えを、他の者よりは正確に覚えていた。長い時の流れの中で神話と伝承の詳細は定かではなくなっていたが、彼は次のように物語を聞かせてくれた。

『ええ、この場所の起源については少しは知っていますよ。蛇と昆虫が地上に現れて戦いを繰り広げるようになるはるか昔、邪悪な何かが人間に乗り移ったという物語が存在していたことに間違いはありません。物語に登場する主役は人間の姿をしていながら、その心は悪魔だったのです。彼は巨大な洞窟で命を絶やしながらも、永遠にその魂は生き永らえていると伝えられています。奴が命を落としたのは「聖なる力」だったとも言われています。これだけでは大した調査の情報にもならないでしょうが、もう1つお話できることがあります。別の物語なのですが、財宝を求めて冒険に出たあるグループが二度と戻ることがなかったという話があるのです。これは150年も前の事ではありません。「財宝の墓」と呼ばれる場所の発見という噂を確かめるため、30名ほどの調査員がDeluciaから旅立ったのです。その1人として帰ってきたものはなく、さらにそれを捜索するための別グループが奥地へ送られたらしいのですが、まるで山々が30名を丸呑みしてしまったかのように何の手がかりを得ることもできなかったそうです。様々な憶測が飛び交い、多くの者は蛇族に襲われて切り刻まれしまったのだとされています。蛇族は確かに脅威ですが、一部のものは財宝に目のくらんだ罰だと言っていますよ。敵が誰だったにせよ、私もこの意見に一理あると思いますね。』

これらの物語は興奮と消沈の両方の気分を味あわせてくれた。Selhimの呪われた男の話は、まゆつばかも知れないが、私の視線を古代の壺に戻させるだけの効果はあった。壺に描かれた何かが息を吹き返し、私をあざけるかのように思えた。背筋には凍りのような冷たさが走り、私は再びその妖気を追い払わねばならなかった。調査員たちの疲労に気付くと、Lorn博士は休憩を命じた。皆で食事を摂り、全員で眠りについた。眠気が私を夢の淵まで引きずると、すでに大地は目を覚ますところまできていた。


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