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ひとすじの光明

投稿日:2003年4月6日
new!


Mizuho
希望というものは、とても残酷な代物だな。その存在を信じ、大局を見誤った者がどれだけいた事か。なまじそれがある御蔭で、痛い目をみるのだ。さっぱりと諦めさせてくれればいいじゃないか *evilgrin*。 信じて努力する、しかし、その結果報われなかった思いが、幾つ存在すると言うのかね。きっとあれは、人間に送られたもっとも最悪な災いのひとつだろう。冒険者諸君、それでも君たちは、箱の底に残った物をつかもうとするのだろうか?



商都べスパーの外れに、寂しげな木小屋がある。しばらく前からそこに住み着いている三人組の姿は、町の人々にも、そして行き交う冒険者達にも見慣れたものになっていた。どうやら彼らは、今まさに冒険を終えて帰って来たという様子で、くたびれた顔のまま荷物を解き終えようとしている。注意深い目をもつ者ならば、何時もよりひとり分姿が少ない事に、気が付いただろう。旅の後始末が一段落して落ち着くと、執事が夕飯用に作り置きしてくれていた子牛のシチューを娘と食べながら、貴族は先ほどの別れを思い出していた・・・・・。

Kyle: 「分かった、お前らは本気で私に協力すると言うのだな?今まで欺いてきたこの私に?」

Saul: 「無論じゃとも・・・、カ、カイル」

Kyle: 「・・・、カイルと呼んでくれて結構だ。しかし、いままで以上に危険な目に会うかも知れんのだぞ」

その言葉を聞いても、貴族とその娘は考えを変えようとはしなかった。固い決心で自分の想いを貫こうとする気持ちが、表情に表れている。「立派に成長した」、誰に向けた言葉か定かではないが、執事はそう心の中で呟くと口に出してはこう言った。

Kyle: 「ならば是非も無い。私も、やるだけはやってみよう」

いい終わるや否や、今度は娘が立ち上がって執事に詰め寄る。

Charlotte:「やってみる、じゃないの。貴方がやるのよ!?人間に成りたいんでしょう?」

凛としたその感情と視線を受け、執事は心地よい刺激を感じていた。どうやら、自分のとった行動は間違っていないようである。たとえ最終的な目的を果たせず、このまま滅ぶとしても。

・・・・・シチューを平らげ、スプーンを置くと貴族は呟いた。

Saul: 「ムーングロウ・シティまでの船便を、至急手配しなくてはならんな」

娘は、柔和さのある笑顔で頷いていた。悪魔を人間にするすべを探しに、二人はライキュームへと旅立つのである。自分達の希望も乗せて。



面白い、笑わせてくれるじゃないか。悪魔が人間に成ろうとするなんて、なんて馬鹿げた話だ。ましてや、それを人間が手助けするなど、聞いた事もない。クックックックッ、上級の笑劇だよ。悪魔のような人間が蔓延る中、その逆を行こうとはな。しかしだ、この世の中は甘いもんじゃない、悪しき心も、正しき心も、そう思い通りに行くとは限らないんだよ。冒険者諸君、そうは思わんかね?

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