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反撃の狼煙

投稿日:2003年3月21日


Mizuho
もしも、だ。もし、「全ての望みが叶う素敵な世界」があるから行かないかと誘われたらどう答えるのかね。「そんな世界はつまらないから行かない」だって?おいおい、似非道徳主義者みたいな事を言うのはよしてくれないか。自分の欲望のままに生きれるなんて、素晴らしい事じゃないか。*evilgrin*まぁ、その望みを達成するまでに多少の困難があるほうが、満足感は得られるものだがね。



ここは商都べスパーの辺境にある、皮取引所である。海からの潮風が、うらぶれた木小屋を煽っていた。

Saul:「落ちるところまでおちたな・・・、これじゃ逆戻りだ」

自暴自棄ともとれる溜息を吐いた貴族に、その娘が心配そうに歩み寄る。そしてそっと手を膝に置き、話し掛けた。

Charlotte:「何を仰るの、お父様。私は今の生活に満足しているわ。それに、これから頑張ろうって決めたばかりじゃない」

頷く貴族。だがその空ろな目は、失った物を追い求めているかの様であった。それも無理は無い、この半月ほどでこの男は、自分達の住んでいた大邸宅や貴重な宝物、そして様々な財産を失っているのである。ただ、それが一番大切な物、“愛娘”を守る為であった事が唯一の救いであった。

Saul:「うむ・・・。だが、このままでは如何ともし難い」

数秒の間を置いて、娘が答える。

Charlotte:「お父様、このまま待っているだけでは拉致があかないって、冒険者様達も仰っていたでしょう?私達に出来る事って、無いのかしら。いいえ、きっとあるはずだわ」

貴族は、昔から娘のお転婆には悩まされてきた。何度もおしとやかに育って欲しいと願ったものだが、今ではその聡明さや活発性が好ましくも、頼もしくも見える。そして、二人はその家の執事を交え、夜遅くまで話し合った。そして結論付けたのである。もう、一方的に恐怖に脅えて過ごすのはよそうと。

Saul:「今まで接触して来た者の内では、あのオークが一番御し易かろう。そこから何か解決の糸口を掴めれば良いのだが・・・」

Kyle:「やはりこのまま此処で静かに暮らすと言う訳には、まいりませんか・・・」

Charlotte:「カイル、彼方の心配は分かるわ、ありがとう。でもこのままでは、私は一生逃げて行かなくてはならないもの・・・」

貴族は頷きで答え、執事はそれ以上の譲歩を望むのを止めた。大体の方針は決まった、あとは協力してくれる冒険者達と細部を煮詰めるだけだ。衛兵隊長や守備隊も協力をしてくれるだろう。賽の目は転がった、あとは進むしかないのである。

「私も、覚悟を決めなければなりません」

退室した執事が呟いたその言葉は、誰の耳にもとどかなかった。たた、閉ざされた木戸だけがそれを聞いていたことだろう。



自分の生きたい様に生きる。そんな考えが非難されがちなのは、人間の根本的な部分に「悪」があることを、無意識に知っているからじゃないのかな。認めてしまえば楽になるのだよ。下手に崇高ぶるから、自分を追い詰める事になるんだ。楽に生きるのが一番だ、そうは思わないかね。堕落と快楽、素敵な言葉じゃないか、クックック・・・。

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