土台が完成しかけた頃、彼は奇妙な呪文を唱え始めた。詠唱が完了した直後、なんと土台の回りに大量の水と2匹の鯉が現れたのだ。魚類に分類するには見事すぎる鯉だった。彼は2匹の鯉を確認すると自分の兜を台に置き去っていった。兜の中についてはあまり語りたくない・・・打ちつけられたプレートには"Tango no Sekku"とあった。何かの呪術だろうか・・・?実際翌日には「オーキナマゴイー」など奇声を発する連中が集まっていた。しかも市民の評判は意外と良かったとも聞いた。ミナックス(Minax)の襲撃が市民の審美眼に影響を与えたのだろうか・・・。6日の朝には跡形もなく撤去されていた。あの鯉は一体どこを泳いでいるのだろう。